最近ポケカが楽しくて、空き時間によくポケカをしています。
わたしは最初、友達に誘われてポケカを始めたのですが、そういえば初めてポケカを遊ぶのってけっこうハードルが高かった気がしたので、ポケカの始め方を簡単にまとめておこうと思い、記事作成に至りました。
よろしくお願いします。
・最初はスターターデッキがおすすめ
ポケカのルールを理解するためには、まずはデッキが必要です。
デッキとはそれぞれのプレイヤーが使う60枚のカードの束です。トランプやUNOと違って、ポケカはTCG(トレーディングカードゲーム)なので、プレイヤーごとに自分のデッキを持ち寄って遊びます。なので、60枚のデッキを持っていない人はポケカをそもそも遊べません。
そして、強いデッキを組もうと思うとだいたい5000~10000円くらいはかかることが多いです。これはTCGの中ではかなり安い方なのですが、フルプライスのゲーム1本分の価格だけあって、ふつうはいきなり買おうと思えません。
そこでおすすめなのが、スターターデッキです。スターターデッキというのは、500円とか1800円とかで既に完成した60枚デッキが売られているものです。
60枚のデッキといっても、本当にただ適当に集めただけではまともに遊べませんから、ちゃんと遊べるように作られた60枚のデッキとして売られているものを買うことで、デッキの組み方を知らない初心者でもポケカを遊べるようになっています。
2023/12/30現在、色々なスターターデッキがあります。500円のexスタートデッキは本当にポケカのルールを理解するための最低限のもので、1000円以上するようなスターターセットは基本ルールの理解に加えてある程度ポケカの駆け引きの簡易版を体験できるようになっています。
個人的な意見としては、小学生とかで足し算かけ算も少し怪しいかな、というくらいならまずは500円のexスタートデッキ、中学生以上であれば1000円以上のスターターセットの方がいいかなと思います。500円のexスタートデッキは安くていいのですが、本当にルールを知るだけという感じですから、中学生以上だと飽きが早いと思いますね。
ちなみに、ポケカは一人では対戦できないので、スターターデッキを持っている人同士で対戦できる環境があるのが理想的です。兄弟でスターターデッキを1つずつ買う、みたいな感じですね。スターターデッキはあまり強くはないので、スターターデッキだけ買ってカードショップで対戦しに行くと、まず勝てないと思います。まぁ、それはバットとグローブを買ったばかりの子が少年野球チームの試合に出てもまず打てないのと同じで、最初は同程度の実力の人と遊ぶところから始めたいですね。
そして、基本ルールを理解して「ポケカが楽しい!」と思ったなら、もっと強いデッキを作ってみる、という段階に行くといいと思います。
なお、対戦の仕方についてはポケモンカード公式から動画が出ているので、それを見ながらマネしてみる、というのが早いかなと思います。
・パックは開けなくていい!カードはショップでシングル買いがお得!
カードゲームといえば、拡張パックを開けてどんなカードが出るか楽しむ……というのが醍醐味の1つですし、それはそれでカードゲームの楽しみとして味わっていっていいと思います。
ただ、ポケカでデッキを組むなら、別にパックは開けなくていいです。
というのも、ポケカは元の人気に加えて、投機や転売目的の非プレイヤーも含め、多くの人が買っています。そのため、イラスト違いのレアカード等は高額で取引されていますが、デッキを組むのに必要な通常イラストのカードであればレアリティが多少高かろうと需要以上に供給が多くて値崩れしやすく、たいていの場合パックを開けるよりもカードショップでシングル買いする方がデッキを安く作れます。
パックを開けるのが楽しいのに!と思う方もおられるでしょうけれど、パックを開けない方が安上がりなのですから仕方ありません。30パック入りのボックス1つ5000円ほどを開けてもまずデッキは作れませんが、5000円でカードをシングル買いすれば安いデッキは作れます。
たとえば、わたしのこのデッキ。
海外大会で実際に使われた上位デッキをいじったもので、同じタイプのデッキが京都大会で上位入賞もしており、大会優勝クラスの実力を持つデッキですが、このデッキを作るのにかかった費用は以下の通りです。
100円しないカードの多さがすごいですし、一番高額なカードで500円です。
環境トップのデッキを5000円台で組めるカードゲームって、あまり無いです。遊戯王やデュエルマスターズを遊んでいる友達に聞いたところ、1~2万円はすることが当たり前みたいです。ポケカはかなり安上がりな部類、ということですね。
もちろん、イラスト違いの高額カードを入れたりするとデッキの値段は跳ね上がりますが、イラスト違いの高額カードといっても効果は全く同じで、見栄えがよくなるだけですから、別にあえて入れる理由もないです。入れたら有利になるということも全くありません。気持ちの問題です。
最近のポケカはバブルぎみに値段が上がることもあって、「リーリエ100万円!」みたいな話も出ましたが、イラスト違いの高額リーリエ1枚100万円と、ノーマルイラストのリーリエ1枚50円で、性能に全く違いはありません。安心して50円リーリエを使ってください。(今はリーリエはルール上使えませんが)
それはそれとして、デッキのお値段の話です。
上記の大会優勝のパワーを持つリザードンデッキが5720円ですが、更にいいところがあるとすれば、ポケカは汎用カードが多いことです。ポケモンのカードはデッキにより異なりますが、トレーナーズのカード(他のTCGでいうところの魔法、呪文カード)は多くのデッキで強いものがある程度似通っており、他のデッキで流用できることが多いです。
このリザードンデッキで、「現環境でほとんどリザードンデッキでしか使わない!」というカードを別に記載すると、こうなります。
1120円分については、リザードンデッキを組まなければ買わなかったであろうカードですが、逆に言うと残り4600円分は他のデッキでも大いに流用できる汎用カードです。
つまり、1つ目のデッキを5720円かけて作ったとして、その大部分は他のデッキにも流用できるため、2つ目のデッキを作る時は更に安く上がります。
さすがに4600円分すべて流用できるわけではないですが、仮に半分の2300円流用したとして、同じ価格のデッキを作るのに5720-2300で3420円で済むことになります。
ただ、もちろんこの値段というのはデッキ次第、お店次第です。たとえばミュウVMAXデッキは1万円以上しますし、お店によってもカードの値段は違います。安く作ろうと思うなら近くのカードショップに出向くのがいいと思います。ネットショップはピンキリですが、安さだけならメルカリがいいですね。
なお、強いデッキはどこを見たら分かる?という点ですが、「ポケカ 大会 デッキ」などで検索すると、日本全国のポケカ大会の上位入賞デッキのリストが大量に出てきます。そこから好きなものを選んで作るといいと思います。
ちなみに、あまり古いと環境に則さない古臭いデッキになってしまいますから、目安として過去2週間くらいの間に大会で上位入賞したデッキならだいたいハズレはないかなと思います。
・対戦相手がいないならカードショップで!
わたしは最近、ずっと友達と対戦していますが、人によっては対戦相手がいないかもしれません。あるいは、より多くの人と対戦したい!と思うかも。
そんな時はカードショップに行くといいです。
カードショップはカードを売るだけでなく、対戦スペースを設け、大会も開催しています。もちろん、「ポケカ始めたばかりでいきなり大会と言われても……」と思われるでしょうから、まずはフリー対戦みたいな感じでいいと思います。
カードショップの対戦スペースというのは基本的にはみんな対戦しに来てますから、「対戦しませんか?」と声をかければ対戦できることが多いです。ただ、知らない人に声をかける勇気がない……という場合は、まず大会に出てもいいかもしれません。大会なら言われるがままに対戦することになりますしね。
あとは、大会といってもシティリーグのようなガチ大会ではなくて、初心者大会みたいなものもありますから、まずそういうのに出てみるのもいいと思います。カードショップには大会スケジュールのカレンダーがだいたい置いてますから、それを見て初心者大会の日にちを把握しておくのがいいですね。
まとめると、
・ポケカは60枚のデッキがないと始まらないので、ポケカを始めるならまずは60枚デッキの「スターターセット」を買うのがいい。一緒に始める友達と1つずつ買えれば最高。これで遊びながら基本ルールを理解できる。
・基本ルールを理解して、ポケカが自分に合ってると思ったら、本格的なデッキを作っていきたい。デッキは全国の大会上位入賞デッキが検索すればいくらでも見つかるので、まずはそれを真似てみる。デッキを作るためにはパックを開けるよりもカードショップでシングル買いするのが安上がり。
・対戦は友達とする以外に、たいていのカードショップには対戦スペースがあるので、そこでやるのもあり。初心者大会に出ると同程度の腕前の人と対戦しやすいし、慣れてきたら普通の店舗大会に出るのもいい。
……という感じでしょうか。
わたしは今は友達としか対戦していませんが、以前はカードショップで対戦していた頃もありました。趣味の集まりで、学校や職場では接しないような人たちと対戦をして過ごす、というのも楽しいものです。たまに変な人もいるかもしれませんが、たいていの方はフレンドリーに対戦してくださると思います。
あなたもポケカを始めてみませんか?
※本記事の画像はポケモンカードゲームトレーナーズウェブサイトからの引用です。
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