鳴潮の微課金のすすめ

 鳴潮は基本無料のオープンワールドアクションRPGです。
 とても楽しいゲームではありますが、基本無料であるがゆえに、実際のところ鳴潮にどれだけお金を使うかというのはプレイヤー1人1人の裁量次第です。
 もちろん、遊ぶ側としては「無料で遊べれば最高!」なのですが、KUROGAMESもボランティアで運営しているわけではないため、当然ながら「課金した方がより快適に楽しく遊べる」よう鳴潮は作られています。

 なので、実際課金をどうするか?と考えたうえで、「大量に課金はしたくないけど、まぁ鳴潮楽しいし、微課金くらいの軽めの課金はしてもいいかな」と思っておられる方に対して、「微課金を考える人はこんな感じの課金をすると効率的だよ」という、ある種の指針を本記事でご提案できればと思います。
 よろしくお願いします。


課金は「月相観測パス」から


 鳴潮に課金するにあたって、最初に選ぶべきは「月相観測パス」です。
 610円の課金で合計3000個、ガチャ18.75回分の星声が手に入ります。
 恒常的に存在する課金の中で、払ったお金あたりの恩恵が最も大きいです。費用対効果が最大の課金ということですね。

 ただし、課金した瞬間に3000個の星声がもらえるのではなく、300個の星声がすぐにもらえたうえで、30日かけて毎日90個の星声が分割で手に入ります(※1)30日に分けて手に入るわけですね。なお、ログインできない日があった場合、その日の星声はもらえません。全部手に入れたいなら毎日ログインする必要があります。
 また、この月相観測パスを複数購入しても、1日に180個や270個の星声が手に入ることはありません。3個買うと30日×3で90日後まで毎日星声を90個手に入れられるようになります。
 まぁ、形を変えたログインボーナスみたいなものですね。鳴潮以外でもよく見るシステムです。

 月相観測パスは、ガチャ1回あたり32.5円で購入できるわけですが、これはかなり破格です。
 無制限にできる課金というと月相刻印なのですが、月相刻印で一番効率のいい12000円で月相8080個の課金をすると、12000円で50.5回分のガチャ石を買うことになり、ガチャ1回あたり238円になります。
 月相刻印と比較すると、月相観測パスは約7.3倍、金額あたりの恩恵が大きい課金であるといえます。
 なので、鳴潮に課金を考えている方は、まずは月相観測パスに課金する!……でいいと思います。

 なお、月相観測パスの難点は「今このキャラがめちゃくちゃ欲しいけど、もうピックアップ期間が終わってしまう!」……みたいな状況に弱い、ということです。
 まぁそこは、引くキャラを取捨選択したり、事前に星声を溜めておいたりして対応するのがいいでしょうけれど……それでも引き運やピックアップの順序によりどうしても足りなくなることはあるでしょうから、その時はまた別の課金を考える必要がありますね。




先駆ラジオのユニバースチャンネルもおすすめ


 月相観測パスの次におすすめなのは、先駆ラジオのユニバースチャンネルです。
 「先駆ラジオ」とは、与えられる「先駆ラジオ任務」という課題をクリアすることでEXPというポイントを獲得し、それを溜めてレベルを上げることでガチャ石や育成素材といった報酬を手に入れるというもので、バージョンごとに更新されます。俗に言う「バトルパス」ですね。
 先駆ラジオは、無課金でも「ベーシックチャンネル」の報酬はもらえるんですが、課金して「ユニバースチャンネル」を解禁することで追加の報酬を得られるようになります。
 追加報酬の総量としては、ユニバースチャンネルはベーシックチャンネルの3倍かそれ以上になります。


 ユニバースチャンネルは1220円で課金できます。
 バージョンあたり1回の課金となり、1バージョンは約6週間なので、1ヵ月あたりだと約870円の課金になります。
 追加でもらえる報酬のうち、ガチャ関係だと星声680個、金髓の波模様(限定ガチャ石)5個、唱喚の波模様(恒常ガチャ石)2個で、合計で星声1800個ぶんです。ガチャ11.25回分ですね。
 要するに、ユニバースチャンネルはガチャ1回あたり108円相当の課金になります。
 さすがに最高効率の月相観測パスと比較すると3倍以上効率の悪い課金になりますが、それは月相観測パスが図抜けているだけであり、上で書いた月相刻印と比較すると倍以上効率のいい課金になっています。


 また、ユニバースチャンネルは大量の育成素材が非常にありがたいという側面もあります。
 少し遊んでみれば分かりますが、この鳴潮というゲーム、とにかく育成素材が足りません。共鳴者のレベル上げ、武器のレベル上げ、音骸のレベル上げ、スキルのレベル上げと、ありとあらゆるレベル上げに対して育成素材が必要です。
 そして、それら育成素材のほとんどは結晶波長板という時間で自動回復する消費アイテムが制約しています。ソシャゲでいうところのスタミナですね。これによって育成効率に上限(キャップ)が存在し、時間をかけてゆっくり育成していくシステムになっています。
 そこが「もどかしい!」と感じる方は、ユニバースチャンネルだけでも課金しておくと、ある程度サクサク育成できるようになり快適です。まぁ、基本無料ゲームは基本的に無課金だともどかしく感じるよう作られているのですけどね。そのうえでもどかしさを受け入れるかお金を払うかというのは、Youtubeプレミアムとかと似た感覚です。



 また、ユニバースチャンネルではLv30で「ラジオ武器」と俗称される星4武器が手に入ります。ゲーム内名称は「永金の印シリーズ」ですね。
 永金シリーズは星4武器なので、完凸でも星5無凸武器には原則及ばないのですが、素直で使いやすい性能をしていたり、長刃・手甲・増幅器はクリティカル率を上げてくれたりするため、割とアタッカーに持たせやすいです。他に強い武器を持っていないなら、とりあえずアタッカーに持たせておける性能をしており、ここもユニバースチャンネルのメリットといえます。
 ラジオ武器はどれを手に入れるか選べますので、メインで使うアタッカーに合った武器種を選んでおくと安心かもしれません。他に星5武器を用意しているなら不要ですが、恒常星5武器であってもアタッカー全員分準備するのは骨なので、ラジオ武器があるとかゆいところに手が届きます。




ユニバースプレミアムは非推奨

 ユニバースチャンネルにはさらに上位版のユニバースプレミアムが存在します。
 ユニバースチャンネルのおよそ倍額(2480円)であり、先駆ラジオのレベルを即時+10したうえで、追加報酬としてプロフィールで使える「旅のしるし」と、唱喚の波模様(恒常ガチャ石)3個、ラジオ武器の凸を1つ進める「金ぴかの銀杏」1個をもらえます。
 このユニバースプレミアムについては、微課金なら買わなくていいと思います。

 ガチャの課金効率だけ見ると1回400円以上でかなり悪いですし、先駆ラジオのレベルは毎日遊んでいれば普通に毎バージョンカンストするので要りません。バージョンの途中から先駆ラジオを始めることになるプレイ開始直後くらいしか嬉しくない恩恵です。(毎日遊ぶ方なら、ですが)
 旅のしるしはただの見た目デザインですし、ラジオ武器1凸はまぁ悪くないもののラジオ武器自体が完凸しても恒常星5武器に及ばないので微妙……という感じですね。

 まぁ、旅のしるしはここで買い逃すともう手に入らないものですし、メニュー画面でもけっこう目に入りますし、マルチプレイをするにあたっても目立つ目印になっているため、見た目要素としては割と大きめです。
 そういうのを気にしないタイプの方は、ユニバースプレミアムをほぼほぼ無視していいと思いますが、気にする方は「よほど気に入った旅のしるしのデザインがあるバージョンだけはユニバースプレミアムを購入」とするといいかもしれません。


 ちなみに、わたしはショアキーパーが初登場したバージョンのユニバースプレミアムで手に入る旅のしるしを最近よく使っています。




次点は初回ボーナス付き月相刻印、バージョン別の特別セール

 月相観測パスとユニバースチャンネルは、どっちも長い期間をかけて少しずつガチャ石や育成素材が手に入るというものです。
 なので、「いまガチャが回したいんだ!」という要望にはお応えできない類のものになります。まぁ、それと引き換えに費用対効果が高いというタイプの課金対象ですね。
 そういう方は、まずは「月相刻印」の初回ボーナス付きを買うのがいいかな、と思います。

 月相刻印は、160個でガチャ石1個と引き換えられる「星声」と1:1で好感できる「月相」に対する課金です。
 一番効率のいい12000円の月相で8080個、ガチャ1回238円相当になりますが、この月相刻印は各価格帯の初回購入のみ、月相1個あたり1円前後になるようボーナスが付きます。
 つまり、初回ボーナスがなくなるまではガチャ1回160円前後で課金できる、ということですね。すべての価格帯を合わせて24350円分までは割安で課金できるようになっています。
 なお、1年おきにこの初回ボーナスが復活したりするゲームもあるんですが、鳴潮は……本記事作成時点ではまだリリースから1年経っていないため、分かりません。



 また、バージョンアップやガチャ更新のたび、「特別セール」に期間限定のお得な課金が登場する場合があります。
 この「金庫の〇〇コレクション」がそうですね。
 これらは、月相刻印の一番課金効率がいいものと同等の割合でガチャ石を封入しつつ、更に追加で星声400個が詰め込んであります(バージョン2.1時点)。1220円の方はおおむねガチャ1回163円相当、3680円の方はガチャ1回211円相当になるので、初回ボーナスを使い果たした後に追加で買うのにおすすめできます。
 このあたりも買い尽くしたというならば、12000円で8080個の月相刻印がよいかと思います。低額の月相刻印であればあるほど課金効率が落ち、一番低効率の月相×60個は320円でガチャ1回になります。まとまったお金があるなら12000円がいいでしょう。




まとめ

・鳴潮は基本無料のゲームだけど、課金した方が快適なつくりになっており、少額の課金(微課金)を考えている方のため、情報をまとめてみた。

・「月相観測パス」が最初の課金におすすめ。ぶっちぎりで課金効率がよく、610円でガチャ19回弱引ける。ただし30日に分けてもらえるほか、毎日ログインしないと全部受け取れない。

・次に「ユニバースチャンネル」が微課金におすすめ。1220円でガチャ11回強引ける。月相観測パスと比べると割高感もあるが、全体で見れば課金効率はかなりいい方なうえ、育成素材が山盛り手に入るのが非常に快適。なお、約倍額の「ユニバースプレミアム」も独自の魅力はあるが、微課金にはおすすめできない。

・それでもガチャ石が足りないなら、「月相刻印」の初回ボーナス付きや、バージョンごとに更新される「特別セール」は割と課金効率がいいので、次点でおすすめできる。それでも足りないなら月相刻印の課金になるが、12000円で8080個のセットが一番課金効率がいい。



 なお、わたしの体感だと「限定星5武器はほぼ引かない、限定星5キャラは気に入ったものだけ無凸確保する」くらいなら月相観測パス+ユニバースチャンネルだけでもいけるかな?という感じがしています。(限定星5キャラを引く頻度にもよりますが)
 本記事が、快適な鳴潮プレイの参考になれば幸いです。

 それでは、また。


※1……正確には「同数の星声と交換できる300個の月相が手に入る」のですが、説明が煩雑なので割愛しています

※本記事の画像は、KUROGAMESのゲーム「鳴潮」からの引用です。

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