フィービーという共鳴者について、「このキャラ魅力的なので、ぜひおすすめしたい!」と思ったので、おすすめできる理由をまとめて記事にしてみました。
フィービーを引こうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
編成コストが低い
フィービーの強みの1つに、チームが組みやすいという点があります。
いくら強いアタッカーでも、強さを引き出すために星5のサブアタッカーやサポーターを要求する共鳴者は、やや使いづらいきらいがあります。
たとえば相里要は星5ですが、サブアタッカーに吟霖か長離がいると理想的とされており、この時点で限定星5二人要求になってしまいます。(※1)
まぁ、散華が優秀すぎて代用可能ではあるんですが、逆境深塔で別のチームに散華を使用している場合はダブルブッキングになってしまいますね。
一方、フィービーはバージョン2.1前半時点で回折主人公・ショアキーパーと組むのがほぼ最良と目されています。
ショアキーパーはヴェリーナで代用可能ですし、サポーター枠の最適がショアキーパーなのは現状大抵のキャラがそうなので、相対的に編成コストが高いという話にもなりません。
要は、フィービーは配布の回折主人公と恒常星5のヴェリーナで十分強いチームが組める、ということです。
恒常星5キャラについては1人は初心者ガチャで確保できますし、ヴェリーナが恒常星5で最優先確保対象というのはよく言われている話ですから、多くの人はヴェリーナを確保していると思われますし、フィービーのためにあえて確保する必要があるという方は少ないでしょう。
それと、回折主人公というのは他のチームではあまり採用されないため、重複がないという点でも優れています。たとえばアンコちゃんは現在散華入りのパーティが最適と言われていますが、散華は有能すぎて色んなパーティで取り合いになるため、逆境深塔で一緒に組めない可能性も出てきます。しかし主人公なら大丈夫でしょう。
ただ、回折主人公がフィービーの最適編成に入り続ける保障はありません。
キャラが出揃っていないうちにあまり強くないキャラが最適編成に入ってくるというのは、この手のゲームではよくあることです。散華も強いのでよく最適編成に入りますが、主人公に至っては凸すらガチャを回す必要皆無ですからね。主人公より合う共鳴者が今後登場する可能性は高いと思います。
とはいえ、回折主人公と相性がいいのは事実ですから、次善の候補として有用な選択であり続ける可能性は十分にあるのではないでしょうか。
将来性がある
フィービーにはアブソリューションというアタッカーモードと、コンフェッションというサブアタッカーモードがあります。
バージョン2.1前半の現在、もっぱらアブソリューションだけが強いとされており、コンフェッションは騒光効果があまり強くないことからイマイチとの見方が支配的です。
このイマイチなコンフェッションは、ただのオマケなのか?というと、そんなことはないと思います。
これについては主観でしかないのですが、鳴潮の今までの傾向からすれば、ただ弱いだけのモードをオマケとして付けているというのは考えにくく、フィービーのコンフェッションを強く使える新キャラが今後登場してくる可能性は高いと見ています。
その新キャラが強いかとか、限定星5か星4とか、そのあたりは予想がつきませんが……いずれにせよ、コンフェッションという現在まだ振るわないモードがあり、それが今後の布石だと考えるのであれば、将来性もあるキャラだと考えられるでしょう。
その観点で考えるのであれば、既にアブソリューションがアタッカーとして優秀であるというのがありがたい点で、今後パワーインフレで環境から取り残されていく可能性があるとして、コンフェッションによるサブアタッカーとして転身のチャンスがあるとしたら、長きにわたって一線で活躍し続けられるキャラなのかもしれません。
……まぁ、コンフェッションが特に布石ではなく救済もされないよわよわモードという可能性もありますから、保証はありませんけどね。鳴潮運営をどのくらい信じるかという話になります。信心が試されますね。わたしはフィービーほど敬虔ではないかもしれませんが、現状わりと信じています。
あと、その手の布石は類似のゲームでも珍しくありません。たとえば原神では八重神子というキャラが登場時「無凸が弱い、限定星5なのに恒常星4のフィッシュルと大差ない」と話題になりましたが、実際は先のバージョンで活躍する草元素のパーティで強く使える性質を持っていて、スメールでは環境パーティに採用されていました。
フィービーのコンフェッションについても同様の可能性があります。「この性能でどうやって?」と思われるかもしれませんが、そういうの八重神子も言われてましたからね。なんとでもなると思います。
個人的には、コンフェッションを有効利用できる共鳴者が出てほしいのもそうですが、アブソリューションとコンフェッションを使い分けるのが強いチームを組めるようになると、なお嬉しいですね。
移動が便利
フィービーは空中重撃で空が飛べます。
箒に乗って飛ぶ魔女のようで、優美です。
実際は飛行というよりも空中ダッシュなのですが、スピードがけっこうあるのとスキル上げによって2連発できるようになるのとで、空中重撃→空中重撃→空中回避→空中重撃→空中重撃→鍵縄→空中重撃→空中重撃、で6連発でき、かなりの距離を空中で高速移動できます。
リナシータの屋外ではソアーがあるのであまり必要ないんですが、リナシータもソアーの使いにくい屋内であったり、あるいはそもそもソアーの使えない今州だったりすると、この空中ダッシュはかなり快適です。戦闘面で強いうえに移動面でもパワフルなのがフィービーというキャラクターです。
今まで今州の移動はバイク音骸(燎原の炎騎)とショアキーパーの重撃ダッシュが強いと言われていましたが、フィービーはこれらと一線を画した「空中高速移動」ですから、デコボコした地形や途切れた足場でも探索がしやすく、今州の探索人権と言っても差し支えないかもしれません。
「もう今州は探索し尽くしたよ」という方は別として、まだまだこれからという方はフィービーの移動性能に大いに助けられることがあると思います。わたしはリナシータ実装前から遊んでいますが、あまり探索をしらみつぶしにやる方ではないため、いまだにフィービーには助けられています。なんなら回折主人公のための音匣や鈴集めで最近使いましたしね……
なお、フィービーの移動性能には欠点もあり、1つは重撃の連発なのでスタミナの消費が激しいこと、1つは上り坂だと地形に引っかかって空中重撃6連が途切れてしまうことです。上り坂はバイク音骸かショアキーパーにお任せしましょう。
簡単操作で強く使える
フィービーの戦闘中の基本操作は簡単です。
ゲーム内の説明として書いてあることは難しいんですが、実際やることは難しくありません。
・モードについて
アブソリューションのモードに入ることでメインアタッカーとしての性能が上昇します。
これに入る方法は、福音ゲージが空かつ祈願ゲージが満タンの状態で重撃を使うこと……と書くとややこしそうですが、要するに重撃を使えばいいだけです。
重撃を使うと「神罰です」の声とともに中空にピカーッと光が放たれます。HPバーの上に黄色いウェーブ状の福音ゲージも現れます。これでアブソリューション状態に入り、多くの攻撃が強化されました。
開幕重撃をお忘れなく、ということですね。
・アブソリューション中の攻撃について
通常攻撃3段→重撃、の繰り返しでOKです。
通常攻撃3段目か回避反撃を出すと通常攻撃ボタンが光り、強化重撃が放てるようになります。
強化重撃を放つと福音ゲージを25%消費して、通常攻撃ボタンが光を失います。
そうしたらまた通常攻撃3段を撃ち、強化重撃を撃ち……という繰り返しです。別に通常攻撃3段目から重撃を繋げて撃たなくても問題ないですし、回避反撃をしたなら通常攻撃はスキップできますが、最初のうちは通常3段→重撃の繰り返し、と覚えておくと動かしやすいです。
・共鳴スキルについて
共鳴スキルを使うと、近くの敵の足元に円形の魔法陣を展開します。
魔法陣の中の敵は2秒間硬直します。
そして、数秒以内に共鳴スキルを再発動することで、魔法陣の中央に瞬間移動して攻撃を行います。
フィービーの通常攻撃は魔法陣の中にいると強くなるため、基本的に「通常攻撃3段→重撃」は魔法陣の中で使うのが効果的です。ただ、敵が散開している場合は魔法陣の外で撃った方がいい場合もあります。
魔法陣展開とワープは分けて撃つこともできますが、最初はとりあえず共鳴スキルボタンは2回押すという認識でいいと思います。魔法陣の中にいると通常攻撃が強くなり、その魔法陣の中に入るためには共鳴スキル2度押しが早いですからね。
・アブソリューション状態への入り直し
アブソリューション状態は、一度入ったら戦闘中は解除されません。
ただ、福音ゲージを使い果たし、祈願ゲージが満タンの時は、再度アブソリューション状態に入れます。
固有スタックの名前を書いても分かりにくいので書き換えると、アブソリューション状態で24秒以上経過しており、強化重撃4回を使い果たしていたら、再度アブソリューション状態に入り直すことができるということです。
入り直しの利点は2つあり、1つはアブソリューション状態に入る時の特殊な重撃が高威力広範囲なこと、もう1つは福音ゲージが全回復するのでアブソリューション状態の強化重撃をまた4回使えるようになることです。
ただ、アブソリューション状態に入り直すことをことさら意識する必要はなくて、普通に使っていたらアブソリューション状態には勝手に入り直すようになっていますので、正直これも忘れていていいかもしれません。
要は、強化重撃の残弾が尽きた状態で重撃を使えばいいだけですからね。
・終奏スキルについて
フィービーは終奏スキルがかなり強いです。
ミラーボールよろしく八方に光を放ち、広範囲に高威力の攻撃を行ううえ、アブソリューション状態だとダメージが大きく増えます。
フィービーの協奏エネルギーが溜まったら早めに終奏スキルを出しておけば、協奏エネルギーが無駄にならずダメージ効率を高めやすいかなと思います。
・共鳴解放について
共鳴解放は、広範囲に高いダメージを与えるシンプルな攻撃です。
アブソリューション状態だとダメージが大きく増えるため、開幕共鳴解放はせず、必ずアブソリューション状態に入ってから撃つようにしてください。
それ以外では、フィービーのスタック等との関連はないので、共鳴エネルギーを無駄にしないよう溜まったら早めに撃つことを意識しておくといいんじゃないかなと思います。もちろんオーバーキルになってしまうとそれはそれで無駄なので、ダメージを無駄なく与えられる状況で使いたいところですね。
・まとめ
- 開幕重撃でアブソリューション状態に入る
- 共鳴スキル2度押しで魔法陣を展開して中に立つ
- 通常攻撃3段→強化重撃を繰り返して合計4回使う
- 手の空いた時に共鳴解放や音骸スキルを使う
- 終奏スキルで退場
……という感じの繰り返しでいいかな?と思います。
まぁこれは基本形なので、適宜崩して使っていくものではありますけどね。
育成の要点について
引いた場合の育成の要点について、簡単に記載します。
武器はモチーフの光のハルモニアが最適ですが、糸繰りの奇術もかなり強く使えます。なければ氷華の雅印、それもなければ恒常星5の栄枯の湖岸、星4だと2.1の配布武器である海の恩恵やラジオ武器の清らかな音あたりが強く使いやすいと思います。
光のハルモニアは見た目も性能もフィービーとベストマッチではありますが、騒光効果をトリガーとして強化されるため、騒光効果を使わないチームでは大部分の性能が発揮されず、弱くなります。回折属性の増幅器アタッカーがフィービーだけのバージョン2.1ではほぼフィービー専用武器であり、汎用性は低いです。
音骸はエターナル・ライト5セットが最適です。
メイン音骸はナイトメア・哀切の凶鳥が鉄板でしょう。召喚系音骸スキルで、メインに装備時の回折ダメージバフもあります。
なお、エターナル・ライトは敵に騒光効果が付与された際クリティカル率20%のバフがかかります。非常に強力な効果ですが、光のハルモニアや糸繰りの奇術といったクリティカル率付きの武器を装備している場合、COST4音骸のメインがクリティカル率だと100%を超えて無駄になる可能性があるため、クリティカル率の武器を装備しているのならCOST4音骸のメインステータスはクリティカルダメージがおすすめです。
スキルは変奏スキル以外全部使うので、全部上げていいと思います。
優先度的には、ダメージ源として大きい共鳴回路と共鳴解放のレベル上げが最優先、共鳴スキルの魔法陣の中からの通常攻撃ダメージは共鳴スキルレベルに依存するため共鳴スキルが次点です。基本攻撃レベルは回避反撃と魔法陣外からの通常攻撃くらいしか参照しないため、基本攻撃は後回しでもいいと思います。
チームメンバーは回折主人公、ショアキーパーorヴェリーナが使いやすくておすすめです。
回折主人公はアタッカー用の武器とエターナル・ライトor月を窺う軽雲5セット、ショアキーパーorヴェリーナはいつも通りの奇妙バリエーション+喧騒に隠す回光5セットでいいと思います。
なお、主人公のレベル上限解放は今州の音匣集め、回折主人公の凸はストーリーと乗霄山での風止みの鈴集めによって進められます。主人公もチーム火力の一端を担いますし、完凸効果の「敵の回折耐性-10%」が強いので、回折主人公は完凸推奨、レベルもある程度(80以上?)欲しいところです。
まとめ
・バージョン2.1で実装されたフィービーがおすすめのキャラだと思ったので、その理由を書いてみた。
・フィービーは配布キャラの主人公と汎用恒常星5キャラのヴェリーナでかなり強いチームを組むことができ、編成コストが低い点で優れている。
・現状アブソリューション状態が強く、コンフェッション状態は弱いと言われているが、今後コンフェッション状態を強く使える相棒が出てくる可能性は高いと考えており、将来性も感じられる。
・フィービーは移動面でも優れており、高速で快適な空中移動によってソアーが使えない状況で高い移動能力を誇る。今州やリナシータ屋内の探索に便利。
・戦闘での使い方も難しくなく、重撃でアブソリューション状態になって共鳴スキルで魔法陣を展開し、その中で通常3段→重撃を4回繰り返し、終奏スキルで退場するだけ。共鳴解放や音骸スキルは暇な時に撃てばOK。
・育成はアタッカー用武器に音骸はエターナル・ライト、スキルは共鳴回路≒共鳴解放>共鳴スキル>その他の優先度になる。エターナル・ライトの性質上、クリティカル率が溢れる可能性があるため要注意。
……という感じです。
2.1後半ではブラントと長離も控えており、フィービーはどうしよう……と考えている方もおられるとは思いますが、個人的にはかなりおすすめの共鳴者です。
特に「主人公をしっかり活躍させたい!」という方にはおすすめできると思います。騒光効果の付与要員でありつつ、チーム火力の一端をしっかり担ってくれるので、ちゃんと活躍させられている感じがします。まぁ、消滅主人公も強いので、鳴潮は割と主人公を活躍させやすいゲームではありますけどね。
逆におすすめできない方……は特にいないと思いますが、まぁ「今州の探索がほぼほぼ終わっていて、育成済みの今汐がいるよ」という方は見送ってもいいような気がします。
フィービーの移動性能は非常に優秀ですが、リナシータは屋外ならソアーがあるため、今州の探索が終わっているならフィービーの移動性能もさほど活かせないかもしれません。リナシータの次の国で活かせる可能性はありますけどね。
また、わたしも今汐は育成済みですが、戦い方が全然違うのでフィービーも使っていて楽しく、特に後悔はありません。ただ「回折アタッカーが誰かしら居ればそれで満足だよ」という方であれば、今汐も十分強いキャラなのでフィービーを引く強い動機にはならないかもしれません。
「今汐もフィービーもいなくて、どっちか引きたい」という方は……どちらも強くて魅力的なキャラなのでどちらでもいいと思いますが、個人的には上記の編成コストの低さ、モチーフ武器依存度の低さ、高い移動性能などからフィービーをおすすめしておきたいと思います。
あと、見た目でいうと、ドラゴンを召喚して極太ビームを放たせる今汐と、プリズマティックな透明オブジェクトと拡散する光線を放つフィービーとで、好みが分かれると思います。わたしはドラゴンよりもガラスのカードめいたフィービーのエフェクトが好きなので、なおさらフィービー推しです。今汐も好きですけどね。
それでは、また。
※1……もともと相里要は配布キャラだったので、当時から遊んでいるプレイヤーからすれば限定星5一人要求になります。しかしバージョン2.1現在再配布はされていないため、新規プレイヤーにとっては二人要求です。
※本記事の画像は、KUROGAMESのゲーム「鳴潮」からの引用です。
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