
鳴潮には恒常星5キャラが5人います。(ver2.0現在)
その中でも、最初に確保するべき最重要のキャラクターがヴェリーナです。
本記事では、その理由についてご説明します。鳴潮を新しく始めた方の参考になれば幸いです。
ヴェリーナはなぜ強いのか
非常に強力かつ汎用的なヒーラー兼バッファーだからです。
ヴェリーナは味方全員の与えるダメージを増やすバフを非常に得意としており、編成にヴェリーナが入っているだけでアタッカーやサブアタッカーの火力をしっかりと上げてくれます。
「ヴェリーナの代わりにもう1人アタッカーを入れた方が強いのでは?」と思われるかもしれませんが、鳴潮は基本的に1キャラしか同時に操作できないゲームですから、自分自身は戦場に出ず、控えにいながらにして与えるダメージを増やしてくれるバフや協同攻撃というのはとても強いのです。同時攻撃しているようなものですからね。
強力で汎用的な火力バフ
ヴェリーナのバフは主に2つです。
1つ目は固有スキルによるバフで、味方全員の攻撃力+20%が20秒間続きます。
割としっかりしたバフであることと、発動条件が「強化空中攻撃、強化重撃、共鳴解放、終奏スキルのいずれかを使用する」という、意味が分からないくらいのゆるさというのがありがたい点です。狙って発動させなくてもいいというか、ヴェリーナを出場させたのに攻撃力バフを発動させない方が難しいレベルです。
もう1つは終奏スキルによるバフで、味方全員に全ダメージブースト+15%を30秒間かけてくれます。
このバフは非常に強力です。音骸や武器についている「凝縮ダメージアップ」や「重撃ダメージアップ」などと異なり、「ダメージブースト」というのは独立した乗算補正になっています。
なので、まぁシンプルにいうと全ダメージブースト+15%は、敵に与えるダメージ全てが1.15倍になるということです。
たとえば「重撃ダメージアップ10%」は1.1倍になるわけではなく、他に「全属性ダメージアップ」とか「焦熱ダメージアップ」とかのダメージアップ補正が合計100%既にあるとしたら、200%→210%で1.05倍になるだけなのですが、ダメージブーストは他にかける手段が少ないため、見た目通りにがっつりダメージ上昇しやすいです。
散華が「次の登場キャラに通常攻撃ダメージブースト38%」、ロココが「次の登場キャラに通常攻撃ダメージブースト25%と消滅属性ダメージブースト20%」を持っていたりするので、ヴェリーナの15%は控えめにも見えますが、「パーティ全員かつ全てのダメージに有効」というのは非常に優秀です。サブアタッカーも強くなりますから。
また、「次の登場キャラにダメージブースト」については、ほとんどの場合キャラを入れ替えるとダメージブーストが切れてしまう難点がありますが、「全キャラにダメージブースト」のヴェリーナについては入れ替え放題ですから、動きの自由度も高いです。
その汎用性の高さゆえに、ヴェリーナはどんなパーティに入れても強い、不動の強力支援キャラとしての地位を確立しています。
ちなみに、ヒーラー兼バッファーといえば序盤でもらえる配布キャラの白芷も似た性質があります。
なので、ヴェリーナが手に入らないならば白芷で代用、というのももちろん可能ではありますが、念のため両者の比較を貼っておきます。
ヴェリーナ | 白芷 | |
固有スキルバフの発動条件 | 強化空中攻撃、強化重撃、共鳴解放、変奏スキルのどれかを使用 | 共鳴スキルで出る「天の音」を拾う |
固有スキルバフの補正 | 味方全員の攻撃力+20%、20秒 | 拾ったキャラの攻撃力+15%、20秒 |
終奏スキルバフ | 味方全員の全ダメージブースト+15%、30秒 | 出場キャラの全ダメージブースト+15%、最大36秒 |
……という塩梅です。
大まかに言えば「ヴェリーナの方がバフの発動が簡単で、補正が味方全員にかかる」という感じですね。
白芷も配布星4とはいえけっこう強いんですが、やはりヴェリーナの強さは1つ上のレベルにあるように思います。ヴェリーナは出場時間が非常に短いのも優秀な点で、必要なバフと回復をササッと終わらせられるため、そのぶんアタッカーの出場時間を稼ぎやすく、結果的に編成全体のダメージ効率が上昇します。
更に言えば、これらのヴェリーナの強力無比なバフは終奏スキルと固有スキルなので、ヴェリーナのレベルが低くても問題なく最大級の補正を受けられるというのもありがたいところです。
1段階目の固有スキルを解放するだけのレベル上げは必要ですが、そこだけ上げておけばバフ要員としての性能についてはほぼフルスペックといえるでしょう。
味方を守れる回復能力
ヴェリーナは回復能力も頼りになります。
アクションゲームに自信があって、敵の攻撃なんて当たらないよ!という方は大丈夫かもしれませんが、初心者のうちは被弾しやすいですし、そうでなくとも高難易度ボスや集団戦闘だと被弾リスクは少なからずあるため、回復がありがたいという方は少なからずおられるかと思います。
ヴェリーナは、光合成エネルギーという専用ゲージを消費して強化重撃または強化空中攻撃を行うことで味方全員を回復します。
光合成エネルギーは通常攻撃5段目、共鳴スキル、変奏スキルでそれぞれ1ポイント稼げて、最大4ポイント溜まります。強化重撃はモーションが長いため、基本的には強化空中攻撃で回復することが多いですね。
あとは、共鳴解放を使った際に味方全員を回復するのと、共鳴解放発動から12秒間味方の攻撃に呼応して自動攻撃してくれる(協同攻撃)のですが、この協同攻撃の際に回復が発生します。秒間1回までで12秒間ですね。
更に、変奏スキルを使うと次の登場キャラを回復します。1秒ごとに1回、合計6回までです。
回復量 | 回復範囲 | 回復速度 | |
光合成エネルギー | 大 | 味方全員 | 速い |
共鳴解放 | 小 | 味方全員 | 速い |
共鳴解放後の協同攻撃 | 中 | 出場キャラ | 遅い |
変奏スキル | 大 | 出場キャラ | ふつう |
まとめるとこんな感じですね。
光合成エネルギーを溜めた後の回復が迅速かつ量も大きく味方全員なので、非常に頼りになります。
共鳴解放は瞬間的に味方全員を回復しますが、あくまで単発なのでキャラあたりの回復量は控えめです。
共鳴解放後の協同攻撃は合計の回復量は大きめですが、出場キャラ限定かつ12秒かけてじわじわ回復するため、瀕死の味方を助けるという目的にはそぐわない場合もあります。
変奏スキルは合計の回復量が大きく、小分けの回復とはいえ6秒間で完了するためそこまで時間はかかりません。
なお、ヴェリーナのイマイチな点を1つ挙げるならば、ヴェリーナの回復量は攻撃力依存である、という点です。
白芷はHP依存なので、育成にあたってもHPを上げることになり、白芷自身の耐久力が高くなるのですが、ヴェリーナは攻撃力を上げるので、ヴェリーナ自身の耐久が低く、敵の攻撃で倒されやすくはなっています。
攻撃力を上げるので攻撃面はそのぶん強い……というわけでもあまりなくて、ヴェリーナは攻撃のダメージ倍率があまり高くないですから、攻撃力を上げてもたかが知れているのですよね。ショアキーパーもHP依存で硬めなので、ヴェリーナの欠点は「ヒーラーにしては低耐久で倒されやすい」というのは1つ言えそうです。
ヴェリーナの入手方法について
ver2.0現在、鳴潮を最初から始めると「初心者応援セレクト集音」が引けます。
50連まで回せて、星4は恒常武器と恒常キャラ、星5は恒常キャラのみが排出されます。50連目まで回すと必ず星5を引けますが、それまでに星5を引くとその時点で初心者応援セレクト集音は終了になります。
ここで引ける星5恒常キャラはプレイヤーが選べるため、この初心者応援セレクト集音がある限り、恒常星5キャラを1人は確実に指名できるということです。
特にこだわりがないならば、ここでヴェリーナを引いておくと安心ですね。
また、2025年5月22日までは更に「初心者応援セレクト集音(感謝セレクト集音)」という催しがあります。
これは「潮波の恩返しチケット」という、プレイヤー1人につき1枚もらえるチケットを使って、好きな恒常星5キャラ1人と引き換えられる、というものです。
ここでも任意の星5恒常キャラが手に入りますので、2025年5月までは少なくとも2人の恒常星5キャラを指名して手に入れられる、ということですね。
なので、その2人のうち片方をヴェリーナ、片方を恒常星5の中で好きなキャラにすると、バランスがよくてちょうどいいかもしれません。
あるいは、「感謝セレクト集音」でヴェリーナをとりあえず確保したうえで、限定キャラガチャのすり抜けで恒常キャラが4人揃うまでは「初心者応援セレクト集音」を触らずに置いておき、4人揃ったら最後の1人を手に入れるために「初心者応援セレクト集音」を回し出す……というのもありかもしれませんね。
ヴェリーナの凸と他の恒常星5キャラについて
「ヴェリーナが強いなら、初心者応援セレクト集音と感謝セレクト集音の両方でヴェリーナを引いて、1凸すればいいのでは?」と思う方もおられるかもしれません。
ただ、それはあまりおすすめしません。ヴェリーナの凸はあまり強くないからです。
ヴェリーナの凸は主に回復力や回折ダメージを上昇させるのですが、どれも恩恵がさほど大きくなく、限定キャラガチャのすり抜けで勝手に上がる分にはともかく、狙って上げたいほどの性能はしていません。
2凸すると共鳴スキルで光合成エネルギー1Pt(+協奏エネルギー10Pt)が追加で溜まるようになるのはいいところです。回復しやすくなるのもそうですが、強化空中攻撃/強化重撃には協奏エネルギーを溜める効果もあるため、ただでさえ短いヴェリーナの出場時間が更に短縮されるという点で優秀ではあります。2凸できればラッキー、というくらいですね。
これについてはあまり悲観的になる必要はないというか、そもそも恒常星5キャラというのは凸効果があまり強くない傾向があります。恒常星5キャラの凸というのは限定キャラガチャのすり抜けで勝手に重なるものですからね。逆に言えば、ピックアップされない恒常星5キャラの凸が強くても、狙って凸できないので歯がゆいのです。(余波珊瑚の交換で凸を進める手はありますが)
「ヴェリーナの凸は弱い」というより「ヴェリーナのバフ要員としての性能は無凸でほぼ完成されている」と考える方がいいかな、と思います。
ただ、いちおう4凸で回折ダメージアップ15%が配れるため、回折アタッカーの編成だと攻撃面も強化されます。ただ、そのために余波珊瑚を消費するくらいなら、余波珊瑚は余分にガチャを回したり限定キャラの凸を進めたりするのに使った方がいいかな、と思いますね。
なお、他の恒常星5キャラのうち、アンコ・凌陽・カカロはメインアタッカー、鑑心はシールド・バフ・攻撃要員を兼ねるマルチなキャラです。
この4人についてはそこまで大きくは変わりないというか、ヴェリーナほど図抜けたキャラはいないため、好みで選んでもいいと思います。
わたしはアンコが好きなので、アンコを選びました。個人的に好きという以外でも、アンコがおすすめな理由はあるのですが……それはまた別の機会で記事を書ければと思います。
まとめ
・恒常星5キャラの中でもヴェリーナは図抜けた強さがあり、初心者応援セレクト集音や感謝セレクト集音などの恒常星5キャラを選んで手に入れられるガチャでは、まずはヴェリーナを確保しておくのがおすすめ。
・その理由として、ヴェリーナは優秀なバフ要員である点が挙げられる。ゆるい条件で味方全員にほとんどのワザのダメージを増やせるバフを与えられるため、ヴェリーナはほとんどの編成で強く使える非常に汎用的なキャラである点が挙げられる。
・また、回復面も強力で、特に光合成エネルギーの消費により味方全員を迅速に回復できる。
・ヴェリーナの凸は恒常星5キャラの例に漏れず弱いため、あえて凸を狙う必要はない。ただ2凸は出場時間短縮に繋がるので相対的に強く、2凸まで重なればラッキー。
……という感じです。
最初のうちにヴェリーナを引いておくことで鳴潮はだいぶ快適になると思います。
恒常星5キャラの誰を引こうか迷っておられる方は、ヴェリーナを確保するのが個人的にとてもおすすめです。検討してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
※本記事の画像はKUROGAMESのゲーム「鳴潮」からの引用です。
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