鍛造武器のつくりかた＆武器原型のあつめかた

鍛造武器は、無課金・微課金の頼れる味方です。　鍛造武器というのは、各国の鍛冶屋で作れる武器のことです。いずれもレアリティは星4になっていて、別にガチャから出るわけではないのですが、武器の強さ、パワーが星4水準という意味です。
この鍛造武器、強いものは各キャラの最適星4武器に匹敵する（あるいはそれ以上の）パワーがありますし、完全無課金でガチャと関係なく入手できる（逆に課金で手に入れることができない）ため、初心者や無課金の旅人さんでもとても使いやすい逸品です。
原神の解説ではよく「星5武器ならこれがおすすめ、星4武器ならこれがおすすめ」と書いていて、わたしみたいなある程度遊んでいる旅人には参考になるんですが、初心者の旅人さんからすれば「星5武器なんて持ってないし、星4もあんまりないよ」となるかと思います。
加えて言えば、原神で「星4武器がおすすめ」と言われる時って、基本的に精錬MAX前提（同名の星4武器を5本合成して1本にしたもの）ですからね。わたしも初心者の頃、「七七は祭礼の剣がおすすめ！元素スキルをほぼ切れ目なく使えるよ！」と書いてあったので持たせましたが、ぜんぜん切れ目なく使えなかったという過去があります。精錬MAXじゃないと切れ目なく使えないんですよね。残念ながら。
星4武器をある程度いっぱい手に入れて、精錬MAXもできるようになる、というのはある程度ガチャを回してからですから、それまでは星3武器や低精錬の星4武器で糊口をしのぐ必要があります。
そんな時に頼れるのが鍛造武器です。
鍛造武器も精錬を進めるには時間がかかりますが、ガチャは無関係ですし最初の一本を確保するのはそんなに難しくもありません。武器ガチャですら星4武器は5択でしんどいのに、キャラガチャや恒常ガチャで西風長槍や祭礼の剣といった強い星4武器に出会うのって大変ですからね。試行回数の少ない最初のうちは。

初心者の頃から課金してガチャを回しまくるぞ！という方にとっては鍛造武器も（一部の特に優秀なもの以外は）さほど重要でないかもしれませんが、そうでない方はぜひ鍛造武器を作ってみてください。

・作成には材料の鉱石、武器原型が必要
鍛造武器の作成には材料が必要です。
鉱石はフィールドに点在する鉱床から入手でき、その気になれば日に数十個集められるため、鍛造武器の作成に50個消費するくらいは大した負荷ではありません。（精錬MAXのためには250個いるのでそこはさすがにちょっと大変ですが、日々採掘しましょう）
問題なのは武器原型です。鍛造武器1個につき武器原型を1個消費するのですが、入手手段が限られます。
序盤だと、モンドと璃月の記念品ショップ（風の印や岩の印と交換できるお店）で買えます。また、各地の印などの収集要素（冬忍びの樹、神櫻、ルキナの泉など）、深境螺旋の突破報酬、冒険の証の達成報酬などに散りばめられています。
ただ、この辺は一度もらったらそれきりの有限報酬なのと、比較的達成が大変なものが多いというデメリットもあります。

無限に武器原型を手に入れられる方法は、「週ボスの撃破」です。

週ボスというのは、ストーリーボスおよび準ストーリーボスで、各国におおむね2体ずついて、それぞれにつき週に1回だけ撃破時に天然樹脂60個と引き換えに報酬をくれて、その際確率でいずれかの武器原型がもらえます。なお、毎週最初の3回の撃破に限っては天然樹脂30個にディスカウントされるため、毎週3回は倒し得とよく言われます。　とはいえ、初心者のうちから週ボスを倒しまくるのは難しいです。ストーリーボスとの再戦なんですが、ストーリーで戦った時よりも強くなっているため、ソロで倒すのは戦力が整ってからでないと辛いきらいがあります。
そこでおすすめなのが、オンラインでボスを倒すことです。週ボスに挑む際にオンラインを選択すれば、知らない人とのマッチングで挑めます。わたしも何度かやりましたが、別に一言も発せず週ボスマップに入るだけで大丈夫です。世界ランクの低い初心者の部屋によくいるのは、同じく世界ランクの低い初心者か、それを趣味で手伝ってくれる高ランクのナイスガイなヒーローです。ヒーローを引くまでリトライすれば簡単にクリアできます。ヒーローはやりたくてやってますし、ヒーロー以外は似たような立場なので、気後れする必要はありません。レッツオンライン、です。
わたしも、璃月の伝説任務のボスが強くて倒せなかった時、オンラインで募集しました。わたしの七七ちゃんは15秒で蒸発してしまいましたが、ベテラン甘雨の人がボスを射的の的にして、圧倒的パワーで倒してくれました。

なお、週ボスを週4種類以上倒すか？については、高レベルの週ボスがレベル7以降の天賦育成素材を落とすので、それと武器原型とがどのくらい欲しいか次第で決めるのがいいと思います。とにかく武器原型が欲しい！というなら毎週全部倒しましょう。わたしはそうしていました。　バージョン4.2からはまだ倒していないストーリーボスとも戦えるようになりました。ネタバレになってしまうリスクはありますが、武器原型の収集という意味ではわたしが初心者だった頃よりも効率がいいかなと思います。わたしがモンドにいた頃は、挑める週ボスが3種類もいませんでしたから……
なお、武器原型は週ボス撃破ごとに12%でドロップするらしく、更に原型は5種類あるため、週ボス1体ごとに欲しい原型が手に入る確率は2.4%というところです。まぁ、毎週ちまちまやっていくものですね。なお、バージョン4.2現在は週ボスが9体いるので、毎週すべて倒していれば期待値的には毎週武器原型が1個強増えていく計算になります。
全部倒して1個も拾えない週もあるので、体感的には週1個ももらえてないイメージなんですが、わたしは今週だけで3個拾ってたりするので、なんだかんだで週1個に収束してくるのかもしれません。

そんなわけで、「鍛造武器の作成には鉱石と武器原型が必要」「鉱石は毎日コツコツ採掘して集めよう」「武器原型は週ボスに毎週挑んで集めよう」「週ボスが強いならオンラインで市井のヒーローに助けてもらおう」というまとめになります。

・武器によっては設計図も必要
鍛造武器の多くは解禁に設計図が必要です。

稲妻とスメールの鍛造武器はそれぞれ各国の世界任務（サブクエスト）で、フォンテーヌの鍛造武器は鍛冶屋でフィールドのアイテムとの交換で、それぞれ設計図がもらえます。稲妻とスメールがちょっと面倒ですね。欲しい鍛造武器に設計図が必要な場合、世界任務のクリアに勤しみましょう。
なお、鍛造武器は設計図の入手が面倒な稲妻やスメールのものばかり強いということもなく、普通に初期から解放されていて設計図不要な鍛造武器にも強いものが多いです。そのため、設計図の入手についてはストーリーを進めてから考える、でいいと思いますね。

・どこの国の鍛冶屋でも大丈夫
各国の鍛冶屋で作れるものは同じです。
稲妻だから日本刀が作れるとか、スメールだから木剣を作るとか、そういうのはありません。まぁ、モンドの鍛冶屋で鉱石の精錬をお願いして稲妻の鍛冶屋で受け取れるシステムなので、そこで差が出ないのは当然といえます。

■序盤のおすすめ鍛造武器

・古華・試作
シンプルで使いやすいパワー系の鍛造両手剣です。
高めの基本攻撃力に、ボーナス効果で更に攻撃力を強化、そして攻撃がヒットした際には攻撃力に応じた範囲ダメージを与えるという、とっても攻撃的な一振りです。
序盤にディルックやレザーといった両手剣アタッカーを引いたなら、これを作って持たせてあげるのもありです。ちなみに初心者応援ガチャで引けるノエルは攻撃力より防御力を上げた方が強くなるキャラなので、ノエルを強く使いたいなら白影の剣の方が鍛造両手剣としては合っています。ノエルが大好きな方なら1本くらい作ってあげてもいいかもしれません。
なお、フォンテーヌまで行くとタイダル・シャドーという、攻撃力を古華・試作以上に稼げる（代わりにパーティにヒーラー必須の）鍛造両手剣があるので、精錬するならタイダル・シャドウの方がいいかとは思います。でも古華・試作も白影の剣も、一本作るのは全然ありだと思います。

・星鎌・試作

元素チャージのついている優秀な鍛造長柄武器です。
とにかく元素爆発をいっぱい撃ちたいサポーター向けとして優秀な長柄武器ですね。
サポーター用の長柄武器には星4に西風長槍という最強クラスの武器があるんですが、ガチャ限定で初心者には入手困難なうえ、会心率を上げないと使いこなせない難点もあります。
一方で星鎌・試作は簡単に作れて武器効果の発動もたやすいという利点があります。会心を出さないなら西風長槍より星鎌・試作の方が元素チャージが多いですからね。序盤は聖遺物厳選で会心率盛るとかほとんど出来ないので、西風長槍よりもこちらの方が強く使えると思います。
特殊効果も元素スキル発動で通常攻撃と重撃を強化するという、シンプルで扱いやすい効果です。まぁ、この武器は攻撃力が低くて元素チャージの高いサポーター向け武器なので、通常攻撃や重撃が強くなってもあまり嬉しくないんですが、西風長槍の（最序盤だとほとんど）発動しない効果よりはマシでしょう。
基本、元素チャージのためだけに使う武器なので、精錬の必要がないのも嬉しいところです。無凸で完成です。序盤から使えて、意外と中盤まで使えます。精錬MAXの西風長槍が2本完成する（西風長槍10本引く）までは使う余地があると思います。

・金珀・試作　HP%のボーナスと元素爆発時に味方全員の回復および自分自身の元素チャージ効果のある、伝説的な鍛造法器です。

回復を持たないキャラが味方全員を回復できるようになるという、星5武器をも上回る効果で、廃課金の旅人さんすら使いうる鍛造武器の大エースです。
ただ、「誰でもヒーラーをこなせる」というのはやや誇大広告で、特に精錬1・聖遺物なしの序盤だと味方全員のHPを最大値の12%回復するだけなので、回復量はオマケ程度です。序盤だと、HP法器かつ元素爆発すると元素チャージ12を得る性質が強いです。HPに依存して回復量やダメージの増える法器キャラにおすすめで、アタッカーが持つと火力が落ちるのでおすすめできません。また、HP法器だと星3の英傑譚も強くて精錬しやすいので、そちらを使ってもいいと思います。
金珀・試作の優位点として、フォンテーヌのキャラや武器を使っているなら元素爆発でHP回復を3回できて特殊効果の発動条件を満たせるのは強みといえるので、そのために使うのもありかもしれません。　まぁ原神を長く遊ぶならいずれ精錬MAXにして有効に使える武器ですし、他の鍛造法器はそこまで強くないため、序盤に1つ作っておいてもバチは当たらないと思います。

ちなみに、法器アタッカーを使いたいけど武器がない！という場合、万国諸海の図譜が後述の鉄蜂の刺しに似た性能でそこそこ強いです。星4法器には流浪楽章という汎用的なつよつよ法器がありますが、流浪楽章を手に入れるまでの繋ぎとして使えます。流浪楽章を持ってるならいらないかなとも思います。

・鉄蜂の刺し
元素熟知のボーナスとダメージバフ効果を持つ、使いやすい鍛造片手剣です。
元素ダメージを与えるとダメージバフが獲得できるのですが、大抵のキャラは元素スキルを使うだけで元素ダメージを与えられますから、発動が簡単です。効果が2層あるため、元素スキルや元素爆発が多段のキャラだとなお相性がいいですね。
ダメージバフについても、すべてのダメージに適用されるため無駄になることがなく、上手に使うためにコツがいるとかキャラを選ぶタイプの武器でもありません。シンプルかつ強い鍛造武器です。
ただ、武器のボーナスが元素熟知という点で若干パーティを選びます。鉄蜂の刺しを持ったキャラが蒸発や激化といった元素熟知の恩恵がある元素反応を使うタイプのパーティならいいんですが、凍結やモノパイロなど元素熟知の恩恵がないパーティだと、武器ボーナスがないも同然となり、一気にパワーが落ちます。あと、戦闘に不慣れだったり、キャラが少なかったりで、戦闘中にあまり多く元素反応を起こせない場合も、ポテンシャルを発揮しきれずイマイチかもしれません。

気持ちよく使えることが多いものの、たまに地雷がある、みたいな感じでしょうか。草元素や雷元素のアタッカーを引いたなら気持ちよく使いやすいと思います。

・静寂の唄

持ち主が回復を受けると火力アップしてくれる鍛造弓です。
弱点狙撃で強くなる澹月・試作、物理専用リングボウ、元素爆発縛りで強くなる破魔の弓など、鍛造弓は全体的にアタッカー向けかつ癖の強いものが多く、「回復をトリガーとして強くなる」という効果が相対的に素直で使いやすいのがこの弓です。

ただ、フォンテーヌの鍛造弓なので、初期状態では作れません。といってもフォンテーヌの鍛造武器の設計図はその辺のフィールドに落ちている鉱石や木の実で解放できるため、稲妻やスメールの設計図と比べると手軽に手に入る方だと思います。

パーティにヒーラーが必須という条件はありますが、逆に言うとヒーラーさえいれば高い攻撃力＋全ての攻撃に対するダメージバフが得られるため、使い勝手は悪くありません。弓は通常攻撃特化の星4弓蔵、元素スキル・元素爆発特化の星4絶弦など、各技に特化した強い弓があるので強い技を擦るキャラならそっちでいいんですが、静寂の唄は全攻撃へのダメージバフがあり汎用性が高いので、上記の特化弓をあまり持っていない序盤こそ輝く弓かもしれません。ヒーラーさえいればですけどね。

まとめます。
　・鍛造武器はガチャ無関係に作れてそこそこ強いので初心者や無～微課金の旅人さんにおすすめ。
　・鍛造武器の作成には鉱石と武器原型が必要。鉱石は採掘、武器原型は週ボスで手に入る。
　・初心者のうちは週ボスが強くて大変なので、オンラインで市井のヒーローに助けを求めよう。

　・一部の鍛造武器はすぐ作れるけど、任務やお店で設計図を手に入れないと作れないものもある。
　・星鎌・試作、古華・試作といった序盤から作れてけっこう強い鍛造武器もあるので、強い星4武器を持ってないなら積極的に作っていくといいかも。
……という感じでしょうか。
強めの星4武器がある程度揃ってきてもなお使い続ける鍛造武器というのは限られるので、個人的には序盤から鍛造武器は作っていっていいと思います。星4武器の足りない序盤こそ鍛造武器が輝きますからね。
ちなみに、わたしのお気に入りは「天目影打」です。攻撃力が高く、かつ武器の特殊効果により元素チャージを最大36も補助できるというすごい武器……なのですが、それが好きというよりは見た目が日本刀なので好きです。効果関係ないですね。効果も弱くはないのがありがたいところです。
そんなわけで、鍛造武器の説明でした。それでは、また。