原神:聖遺物のすすめ

hanekawa
 聖遺物について、初心者の旅人さんを想定した説明を書いてみたいと思います。
■聖遺物とは?
 武器以外の装備品のことです。
 花、羽、時計、杯、冠の5種類があります。
 武器以外ということは防具?という感じですが、たしかに防御力やHP最大値を上げることもできるものの、多くのプレイヤーは攻撃性能を上げています。なので、「色々な能力を上げられるが、主に攻撃面を強化するための5種類のアクセサリー」みたいに思ってもらえればいいと思います。
 レアリティが星5から星1まであり、序盤はほとんど星3以下しか手に入らないです(モンドの大聖堂で星4聖遺物がもらえる等、例外もありますが)。冒険ランクや世界ランクが上がるにしたがって、星4や星5の聖遺物も手に入るようになります。
 最高レアリティである星5の聖遺物は、強いものが作れれば一生装備し続けられる最終装備となりうるため、多くの旅人さんが強い星5聖遺物を作ることに血道を上げています。ただ、そこまでガチガチの最強聖遺物を作らなくても、そこそこの聖遺物でもその強さは十分実感できます。
・セット効果について
 聖遺物は花や羽といった種類と別に、「翠緑」や「剣闘士」といったブランドがあります。
 要するに、「翡緑ブランドの花」「剣闘士ブランドの冠」といった感じですね。まぁ、「ユニクロのシャツ」「セイコーの時計」みたいなイメージでいいと思います。
 これらブランドは、揃えることで特殊な追加効果を得られます。それがセット効果であり、すべてのブランドに固有の2セット効果4セット効果があります。花・羽・時計・杯・冠のうち、2つ以上をそのブランドで占めると得られる効果と、4つ以上をそのブランドで占めると得られる効果ですね。
 2セット効果より4セット効果の方が強く、多くのキャラはそのキャラにとって理想のブランドの聖遺物を、4セット効果を得られるよう厳選していくというのがポイントです。ただ、いきなり4セットはしんどいので、厳選が十分に進むまでは2セット効果×2でお茶を濁すのがいいと思います。
 なお、聖遺物は花・羽・時計・杯・冠の5種類あり、セット効果は2セットと4セットしかないため、1種類の聖遺物についてはセット効果を無視して、好きなブランドのものを入れられます。このバッファ、遊びが聖遺物厳選を面白くしているところの1つです。
 要するに、聖遺物厳選は「特定のブランドの強いもの」を厳選するのが基本ですが、あまりにもステータスが優秀だった場合、それはどのキャラが持ってもいいわけです。どのキャラも、必ず1ヵ所は好きなブランドの聖遺物を入れられるわけですからね。
 ……という感じです。
 キャラによって理想のブランドがあったり、あるいは色んなキャラで使える便利なブランドがあったりするので、色々と使ってみてください。
 強いセット効果を持つ、おすすめブランドの例を少しだけ挙げておきます。
 「海染硨磲」……回復量に応じて範囲ダメージを与えられる。多くのヒーラーの理想ブランド。
 「翠緑の影」……敵の耐性を暴落させる、風専用ブランド。風元素サポーターには必須。
 「氷風を彷徨う勇士」……凍結した敵に対して会心率を爆盛り。凍結パーティのアタッカーに最適。
 「剣闘士のフィナーレ」……2セットで攻撃力+18%。聖遺物の足りない序盤を埋めるスーパーサブ。
 「絶縁の旗印」……元素爆発の回転率と威力を上げる。アタッカー寄りのサポーターはこれが安定。
・オプションについて
 それぞれの武器にはメインオプションサブオプションがあり、攻撃力+n%とか、HP+nとか、色々な補正がつきます。
 メインオプションに付いた能力はレベルに比例して決まった数値で成長しますが、サブオプションは4つまで付き、どれが付くかはランダム、どれが成長するかもランダムで、博打要素が大きいです。
 初心者の旅人さんは、まずはメインオプションが優秀な聖遺物を装備し、星4聖遺物が拾えるようになって余裕が出てきたら多少サブオプションを考慮してみる、くらいでいいと思います。本格的にサブオプションの厳選をしだすのは星5聖遺物が手に入ってからでも遅くありません。星4聖遺物は最終的には乗り換えることになりますが、星5聖遺物は一生使える可能性がありますからね。
 なお、どのメインオプションが付くかは聖遺物の種類によって異なります。
 花はHP実数値で固定、羽は攻撃力実数値で固定、時計は元素チャージ効率を含むランダム、杯はX元素ダメージアップを含むランダム、冠は会心率・会心ダメージ・治療効果バフを含むランダムです。
 ……分かりにくいですか? そうですよね。わたしも分かりにくかったです。
 なので、1つわたしの覚え方を書いてみたいと思います。
 まず、Hで始まるものは実数値です。花(HANA)は末尾がAなのでHP羽(HANE)は末尾がEなので攻撃力です(アルファベットの順番が早い方が、より基本的なステータスであるHP)。そして、時計は元素爆発までの時間を早めてくれるので元素チャージ効率が付き、は中に色んな飲み物(元素)を入れて飲むので特定の元素ダメージバフが付き、は「か」で始まる3要素(会心率・会心ダメージ・回復量バフが付きます。
 ……どうでしょうか? 「そう考えると、ちょっと分かりやすいかも」と思ってもらえれば嬉しいです。わたしはこういう覚え方を勝手に作って覚えていました。まぁ、時計で元素爆発までの時間が早くなる、とかは開発側も意図してたんじゃないかな?と思いますけれどもね。
・厳選はいつやるべき?
 冒険ランク45になってからが理想です。
 冒険ランク40未満では祈聖秘境で星5聖遺物が手に入りませんし、40~44だと星5聖遺物が手に入るもののドロップ率が30%程度で非効率です。
 なので、冒険ランク45になってから聖遺物厳選を開始し、星5聖遺物をガンガン厳選していくのがいいとされています。まぁ、40~44でも厳選のまねごとをしてみるのもいいとは思いますけどね。わたしも少しの間、そうしてましたし……
 なお、本格的な「厳選」は冒険ランク45からいいですが、キャラに合った種類の聖遺物で、キャラに合った種類のメインオプションを狙うといった、ゆるい厳選くらいは、それ以前でもした方がいいと思います。それをやってるかやってないかでストーリーの戦闘の楽さがだいぶ変わりますからね。
 特に「海染硨磲」は4セット効果によってヒーラーの回復力に応じて周囲の敵に範囲ダメージを与えられるようになり、ヒーラーがサブアタッカーを兼任できるようになるため、これが4セットあるかないかで戦闘の楽さ加減が大きく変わります。ぜひ押さえておきたい逸品です。(2章に入らないと入手できませんが……)
・聖遺物レベルについて
 聖遺物は星の数×4が最大レベルです。
 レベルに比例してメインオプションの効果量が増え、レベルが4上がるごとにサブオプションが1つ増えます。既に4つサブオプションがある場合、ランダムに選ばれた1つにサブオプションが成長します。
 メインオプションはレベルと種類に応じて上昇量が決まっていますが、サブオプションはどれが付くか、どれが上がるか、どれだけ上がるかが全てランダムです。最終的にはサブオプションの厳選がネックになってきますね。
 聖遺物レベルを上げるためには、他の聖遺物を素材として消費するか、あるいは「祈聖のオイル」「祈聖のエキス」という聖遺物経験値を上げるアイテムを使います。オイルやエキスは「冒険の証」という実績解除みたいなシステムで手に入るほか、塵歌壺でも購入できます。
 聖遺物のレベルについては、使ってるものはガンガン上げていっていいです。星3や星4でも上げましょう。低レベルの聖遺物は、はっきり言って装備しててもなんの意味もないです。レベル1の武器と同じです。レベルを上げてナンボなのが聖遺物です。
 「でも、一生使うわけじゃない星3や星4の聖遺物レベル上げるのって無駄じゃない?」と思うかもしれませんが、「レベルの上がった聖遺物を素材として使う時、それまでレベルアップに費やした聖遺物経験値の8割が反映される」という性質があるため、聖遺物を乗り換える時に今まで使っていた聖遺物を素材にすればほとんど無駄になりません。
■強いオプションと弱いオプション
 それぞれの聖遺物にメインオプションとサブオプションがあるのは上記の通りです。
 じゃあ、強いオプションって何? どれを付けたらいいの? という点について説明します。
 端的に言えば、強いのは会心率・会心ダメージ・攻撃力%・元素チャージ効率です。
 ダメージに大きく関わる3要素と、元素爆発を出すための元素チャージを溜めやすくするための1要素、合わせて4つです。
 巷では「聖遺物スコア」という概念があり、攻撃力%+会心率×2+会心ダメージで導出されます。これは1つの目安であって、あまり過信しない方がいいとわたしは思いますが、「聖遺物の点数はこの3つで決まる!」という目安があるくらいこの3つが特に重要ということです。
 原神のダメージ計算式を大雑把に書くと、攻撃力×天賦倍率(技威力)×(1+ダメージバフ)×(1+会心ダメージ:会心が出た時のみ)です。この2つは重要なわけですね。
・攻撃力%
 多くの技は攻撃力と技の天賦倍率によって基本ダメージが算出されます。
 なので、ダメージに直結する数値として重要性が高いです。
 ただ、攻撃力は戦闘中に上げる方法が多い(サポーターの元素爆発など)ため、ダメージに関連する他のステータスよりは一段落ちる印象はあります。
 とはいっても、パーティによっては攻撃力が全然足りないということもあるので、攻撃力もやっぱり重要です。
 なお、夜蘭やヌヴィレットといった一部のキャラは、ほとんどの攻撃技のダメージ計算式に攻撃力ではなくHPを用いており、そういったキャラは攻撃力%の価値はありません。HP%を上げましょう。
・会心率
・会心ダメージ
 会心系ステータスは独立して補正をかけるので、とても重要です。
 攻撃力×天賦倍率×ダメージバフでダメージが導出されるのですが、更に会心率%の確率で会心が起きた際のみ、会心ダメージ%のダメージが上乗せされます。
 この会心系ステータスは武器と聖遺物くらいでしか稼げないことが多く、サポーターでもこれらに補正をかけられる者は限られるため、攻撃面の強化という意味では優先的に上げたいステータスです。
 なお、会心率だけ爆上げしても会心のダメージがしょぼく、会心ダメージだけ爆上げしてもそもそも会心が出ないため、両者をバランスよく上げるのが理想ではあります。
 計算式上は、会心率:会心ダメージ=1:2が最良とされていますが、あくまで目安でいいです。1:3になったところで、ダメージの期待値は2%程度しか落ちないですから(会心率×2+会心ダメージが一定の場合)。あまりにも偏りすぎないことと、両者をしっかり上げることが重要です。
 ちなみにこの会心系ステータス、サブオプションとしてはすべての聖遺物につく可能性がありますが、メインオプションとしては冠にしか付かないため、ほとんどのアタッカーは冠のメインオプションを会心系ステータスにします。会心率にするか会心ダメージにするかはキャラによりますが、武器の補正や他の聖遺物のサブオプションでの補正を考慮して、上記の「1:2」になるべく近づくように選ぶのがポイントです。
・X元素ダメージ(Xは炎、水、氷、雷、風、岩、草、物理のどれか)
 杯のメインオプションにしか付かない補正です。
 特定の元素で与えるダメージを高めます。星5聖遺物のレベル20で46.6%の補正をかけます。
 原神のダメージ計算は攻撃力×天賦倍率×ダメージバフ×会心のかけ算というのは上でも書きましたが、元素ダメージというのはこのうちの「ダメージバフ」にあたります。要するに、特定の元素の攻撃にのみかかるダメージバフということです。
 ダメージバフについては、会心系ステータスほど上げる手段が限られるわけではないんですが、それでもやはり限られはします。武器にはほとんど付いてませんので、聖遺物とキャラの技で主に補正をかけます。
 ただ、たいていのアタッカーはキャラの技を考慮してもそこまで大きな補正はかけられないことが多いので、アタッカーは杯を元素ダメージにするのが最適になることが多いです。
 なお、元素ダメージは7元素+物理の8種類あるので、その分確率が分散しており、それぞれの元素ダメージがメインオプションにつく確率は5%しかありません。そもそも聖遺物は部位ごとに5種類あり、秘境では2種類のブランドが落ちますから、特定の元素ダメージを狙っている場合、1回の秘境攻略で狙ったメインオプションの杯を引ける確率は0.5%しかない、ということになります。
 なので、聖遺物のブランドの項目で書いた「遊び」、つまり5種類の聖遺物のうち2セット効果4セット効果に関与しない1種類を選ぶ時は、杯にするのが安定です。もちろん、狙ったブランドで狙った元素ダメージの聖遺物が引けていればいいんですが、そうでない場合は杯を他のブランドにするのが一番効率的ということです。
 そのため、元素ダメージの星5杯についてはブランドを問わず、とりあえず持っておくのがいいと思います。そのうち厳選を重ねるとあふれてきますが、それでもサブオプションが強い杯はブランド問わずキープしていいです。どこかで使うかもしれないですからね。
元素チャージ効率
 元素粒子を受け取った時に増える元素チャージの量を補正します。
 サブオプションとしては全ての聖遺物につく可能性がありますが、メインオプションとしては時計にしか付きません。
 これを上げることで、元素爆発のゲージが溜まるまでの時間が短縮され、元素爆発がいっぱい撃てるようになります。ただ、元素爆発のクールタイムは変わりません。
 一定は必要だけどそれ以上は必要ない、という特殊なステータスです。戦闘中必要な時に元素爆発が使える程度まで上げることは極めて重要なものの、それ以上あっても無駄になるだけなんですね。もちろん、元素爆発のクールタイムより速く溜まったとしても無駄です。
 キャラやパーティ構築ごとに一定値までは他のどのステータスよりも重要ですが、それを超えるとどのステータスよりもいらないもの、それが元素チャージ効率です。
 サポーターは元素爆発と元素スキルでの支援がメインで、表に出て元素チャージを稼ぐ時間が少ないので、元素チャージ効率のついた時計を持つことが多いです。一方でアタッカーは少しでもダメージを上げるため、攻撃力%の時計を持つことが多いですね。
・HP%
 HPの最大値を増やしてくれます。
 原神というゲーム、耐久面は防御力やHPを増やすよりも、元素スキルによるシールドや回復で補う方が効率的ですし、与えるダメージを増やすことで戦闘時間を短縮することが結果的に被弾を減らして生存力を高めることにも繋がるので、HP%はあまり要りません。
 ただ、ヒーラーの回復量やシールダーのシールド耐久値は計算式にHPが入っていることが多いですし、アタッカーでも胡桃や夜蘭といった一部キャラは計算式にHPが入っているので、そういうキャラはHP%が攻撃力以上に重要となります。
・防御力%
 受けるダメージを減らしてくれます。
 技の計算式に防御力が入っているごく一部のキャラ以外は要りません。弱いステータスです。
・防御力
・攻撃力
・HP
 いわゆる実数値シリーズですが、ぜんぶ不要です。
 %の補正と比べて定数は全部弱いです。サブオプションでいうと、攻撃力%は1回で最大5.8%増え、攻撃力実数値は1回で最大+19増えるのですが、キャラの武器込みの基礎攻撃力は800を超えることが多く、800の5.8%は46です。つまり、攻撃力実数値は攻撃力%の半分以下の効果しかないということです。
 他の実数値についても同様で、基本的に実数値は%に遠く及ばないハズレステータスです。レベルが低すぎて基礎ステータスが低いので実数値の方が補正が大きい、ということはありえなくはないですが、なら聖遺物厳選する前にレベルを上げてこいという話になります。
 ただ、攻撃力実数値はHPや防御力と違ってダメージに一応寄与するので、実数値は等しく価値がないというわけではありません。アタッカーなら防御力実数値よりは攻撃力実数値の方がマシですし、ヒーラーならHP実数値の方がマシということが多いでしょう。
 ちなみに花のメインオプションはHP実数値で固定、羽のメインオプションは攻撃力実数値で固定で、それぞれの実数値は全ての聖遺物のサブオプションとして付く可能性がありますが、実数値は時計・杯・冠のメインオプションには付きません。メインオプションのハズレが多くなりすぎるのでそうなっているのだと思います。
・与える治療効果
 冠のメインオプション限定の回復量バフです。
 対象を問わず、そのキャラの行う回復行動の回復量に補正をかけてくれます。回復技の回復量はキャラによってHPや攻撃力などのステータスに依存しているため、そちらのステータスを上げればいいという話もありますが、治療効果バフは回復量そのものに倍率をかける独立した補正として存在しているため、たいていの場合は冠をHP%や攻撃力%にするよりも治療効果にした方が回復量は増えます。
 ヒーラー専用ですが、効果はなかなか強いので、ヒーラーにはなるべく持たせてあげたい効果です。なお、あまり火力をあてにしないヒーラーの場合、杯のメインオプションをHP%にすることも多いです(大抵のヒーラーは回復量を自身のHPに依存するため)。HP%の杯は厳選難易度が低いため、4セット効果の対象外となる遊びの聖遺物を冠にするというのも一考の価値があります。なので、強い治療効果冠はブランドを問わず持っていていいでしょう。
・元素熟知
 元素反応を強化する補正です。
 詳しくは元素熟知を「熟知」するという記事で記載しましたので、そちらをご覧ください。
 すべての聖遺物のサブオプション、および時計・冠・杯のメインオプションとして付く可能性があります。重要度としては、風元素サポーター草元素関連反応を起こすキャラダメージ計算式に元素熟知が入っているキャラ(主にスメール出身)にとってはとても重要で、パーティによっては時計・杯・冠のすべてを元素熟知にするのが理想だったりします。
 ただ、メインオプションに付く確率が低く設定されており、時計は10%ですが、杯は2.5%、冠は4%とかなり絞られています。元素熟知がとにかく重要、というキャラは厳選がけっこう面倒だったりするわけですね。とりわけ元素熟知がメインオプションについた杯はブランドを問わずキープしておいた方がいいと思います。
 風元素サポーターや草元素関連反応を起こすキャラでなくとも元素反応強化の恩恵はありますが、多くの場合は会心率や攻撃力%といったステータスには上昇率で劣るため、上記の限られたキャラ以外では半ばハズレと扱っていいステータスといえます。ないよりマシだが序列としてはよりいいものがあるという、アタッカーの攻撃力実数値みたいなものですね。
■厳選難易度について

サブオプションの厳選難易度は時計=冠>杯>花=羽です。

 聖遺物は、メインオプションに付いているのと同じ補正はサブオプションにはつかないという仕様があります。メインが会心率の冠なら、サブに会心率はつかないんですね。
 時計と冠はサブオプションとして欲しい元素チャージや攻撃力%、会心系ステータスが既にメインについているので、サブで欲しい補正がくる確率が下がり、厳選難易度が上がります。
 杯は基本的に元素ダメージを狙うため、サブオプションの厳選難易度は並です。ただし、そもそもメインオプションで狙ったものを引き当てるのが大変です。
 花と羽はメインオプションがHP実数値/攻撃力実数値で固定なので、そのぶんサブでこれらの不要ステータスを引くことがなく、相対的に会心ステータスや元素チャージ効率といった欲しい補正を引く確率が上がります。メインの厳選もいらないので、拾った聖遺物すべてでサブ厳選ができます。
 なので、厳選のコツは「花と羽のサブオプションをしっかり厳選する。時計、冠、杯のサブオプションはほどほどで妥協する」です。
 ……という感じです。
 まぁ、聖遺物は色々とややこしいですね。ただ、初心者のうちからあまり気にする必要はないと思います。
 「聖遺物は花・羽・時計・杯・冠の5種類ある」
 「聖遺物にはブランドがあり、5種類のうち2種類または4種類を同じブランドで揃えるとセット効果が発動して更に強くなる」
 「聖遺物のオプションには強弱があり、キャラに合ったステータス補正を厳選したい」
 「聖遺物はしっかりレベルを上げて強くしよう」
 「聖遺物の本格的な厳選は冒険ランク45から。でも星4聖遺物が手に入るようになったら、ブランドとメインオプションについてだけは多少厳選した方が快適かも」
 「聖遺物厳選は花と羽が楽で、他はしんどい。花と羽をしっかり厳選して他は妥協するくらいの気構えだと楽」
 あたりを把握していてもらえればいいかなと思います。
 冒険を始めた直後の、星1や星2の聖遺物しか持っていない状況ではそんなに意識せず拾った聖遺物を装備していればいいと思いますが、ある程度聖遺物を拾って、星3も複数あるよという状態になったなら、まずはアタッカーの聖遺物からメインオプションが最適なものを選んだりレベルを上げたりするのがいいかな?と思います。
 色々試してみてください。聖遺物は武器と同じくらい重要です。
genshinguideA5

※この記事は、「原神初心者ガイド」の1つです。よければ他の記事もご覧ください。

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