原神:「塵歌壺」最速攻略ガイド

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原神には冒険ランク35で解放される「塵歌壺」(じんかつぼ)という要素があります。ストーリー進行度としては、おおむね2つ目の国「璃月」の魔神任務(メインストーリー)クリア後になります。
塵歌壺は、簡単に言うと「シンプルなどうぶつの森」です。塵歌壺という不思議な壺の中はけっこう広い世界があり、そこに自分の家を建てたり庭を作ったりして遊ぶ、というものです。いわゆるハウジング要素で、オンラインゲームでは時折ありますね。ゲームの世界で家を持つ、という。
家具や置物もけっこう種類があり、凝りだすとなかなか奥の深い要素ですが、今回は「塵歌壺の全て」を語るわけではありません。塵歌壺はハウジング要素を抜きにしても、「刹那樹脂」という天然樹脂60個にあたるアイテムを週1で買えるようになったり、経験値本や聖遺物経験値を上げるアイテムがもらえたりと、本編に利する要素がありますので、その恩恵を最速で最大化するための方法を書いています。
では、よろしくお願いします。

・塵歌壺の最大のメリットはアイテム入手
塵歌壺では「洞天宝銭」という通貨があります。
これは、現実の時間経過によって自動的に貯まり、買い物に使えます。まぁ、天然樹脂みたいなものですね。この洞天宝銭の貯まる速度は、塵歌壺の世界に置かれている調度品の合計評価値に依存します。最大効率だと1時間で30枚の洞天宝銭が貯まり、1週間は168時間なので、週に5040枚の洞天宝銭がもらえます。
洞天宝銭では塵歌壺で使える調度品を買ったり、家具の設計図を買ったりすることができるのですが、他にも原神本編で使える「経験値本」や「聖遺物経験値を増やすアイテム」「モラ」などと引き換えられます。一度塵歌壺を発展させれば、後は時間経過で勝手に最大効率で洞天宝銭がもらえますので、言ってみれば毎週不労所得のごとく洞天宝銭がもらえ、好きなものと引き換えられるわけです。
中でも特に有用なのが「刹那樹脂」で、翌々週の月曜の午前5時に消滅するという縛りがある代わりに、使用すると天然樹脂60個がもらえます。冒険ランク報酬や紀行報酬で配布されている「脆弱樹脂」と同じですが、「翌々週の月曜の朝5時に消滅する」という縛りがあります。ただ、毎週使えばいいだけであり、言ってみれば「毎週脆弱樹脂が1個配布される」ようなものです。毎週天然樹脂を60個余分に使えるということですから、聖遺物の厳選やキャラの育成が捗りますね。

 刹那樹脂が洞天宝銭1200枚(最大効率で40時間分)なので、残り3840枚は他のものと引き換えられます。経験本の最高級品「大英雄の経験」は洞天宝銭120枚で1冊買えて、週に20冊売っていますので、これを毎週買っているだけでも育成が捗ります。モラや聖遺物経験値を増やすアイテムも売っていますから、これらを大いに役立てることで、本編がどんどんはかどるわけですね。

しかも塵歌壺は、継続的に家具を作ったり家を作り替えたりする必要はなく、一度塵歌壺内部の評価を最大にしてしまえば、洞天宝銭5040枚/週を永遠にもらえますから、どうぶつの森要素に興味のない方でも、一度この洞天宝銭5040枚/週という不労所得を獲得できるようにしておくのが大事です。

 そして、この記事はそのガイドです。みんなで目指そう不労所得、です。
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↑塵歌壺の販売物品のラインナップ。在庫は有限ですが、月曜朝5時にすべて補充されます。
刹那樹脂を買い、大英雄の経験を全部買い、残った洞天宝銭で祈聖のオイル(聖遺物経験値を上げるアイテム)を買う、というのがわたしのスタイルですが、モラや仕上げ用魔鉱もあるので、自分のプレイスタイルに応じて欲しいものを買っていきましょう。

・信頼度、洞天ランク、洞天宝銭の相関を理解する
塵歌壺の仕様についてです。
塵歌壺は、1時間たつごとに決まった枚数の洞天宝銭がもらえます。この洞天宝銭のもらえる枚数は、洞天ランクに依存します。
洞天ランクというのは、塵歌壺内の作りこみを反映した数値です。ただ、センスよく調度品を配置しているかみたいな審美的な評価はなく、どれだけ塵歌壺内に調度品を置けているか、が要点になります。洞天ランクの基準になる洞天仙力は、置かれている調度品のレアリティに依存して変わるため、高レアリティの調度品を置きまくることで洞天ランクを上げられます。
また、それぞれの調度品について、初めてその調度品を作った時、洞天の管理人「マル」の信頼度が増えます。信頼度を上げると信頼ランクが上昇し、洞天宝銭で買えるアイテムがより豪華になったり、洞天の広さ自体が拡張して、置ける調度品の数が増えたりします。
調度品は木材や鉱石といった材料を消費して作れますが、調度品を作れるようになるためには洞天宝銭を使ってそれぞれの調度品の設計図を購入する必要があります。また、調度品を作るのには現実世界で十数時間かかり、レアリティが高い方がより時間がかかります。これを短縮する「仙速瓶」というものがあり、これも洞天宝銭で1日5個まで買えます。

……ややこしいですね。では、簡潔にまとめます。
 「洞天宝銭は1時間おきに自動的に増える。洞天ランクが高いとより増える。」
 「洞天ランクは塵歌壺内に置かれている調度品の数が多くレアであるほど上がる。」
 「調度品の作成には材料と設計図が必要で、設計図を買うには洞天宝銭が必要。」
ということです。
もっと簡潔に言うなら、洞天宝銭を稼ぐのに洞天ランクが必要、洞天ランクを上げるのに調度品が必要、調度品を作るのに洞天宝銭が必要ということです。なので、時間で増える洞天宝銭がボトルネックとなり、塵歌壺を数日で理想の状態にすることはできません。必ず、ある程度日数がかかるようになっています。

 ただ、日数がかかるにしてもその中で効率を最大化し、一日でも早く理想の状態へと持っていく努力はできますから、塵歌壺を始める皆さんには是非そのあたりを頑張ってみてほしいです。わたしも当時、頑張りました。
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↑洞天ランクの表。洞天仙力に応じて洞天ランクが上がり、洞天宝銭のもらえる量が増えます。
塵歌壺、専門用語が多いのでちょっと分かりにくいですね。

・洞天宝銭で紫背景の設計図を買っては作る

 時間経過で手に入る洞天宝銭を、星4(紫背景)の設計図の購入に費やし、その設計図に従って調度品を1個作成する、というのをひたすら繰り返します。

 星2は設計図が洞天宝銭080枚で信頼度上昇と調度品評価値が30、
 星3は設計図が洞天宝銭160枚で信頼度上昇と調度品評価値が60、
 星4は設計図が洞天宝銭240枚で信頼度上昇と調度品評価値が90、
 という綺麗な比例関係にあるので、別にどのレアリティの調度品を作っても同じじゃない?と思われるかもしれませんが、実際は星4一択です。
 その理由は2つあり、1つは作成時間の問題です。作成時間は上記のように2倍3倍で正比例しておらず、星2が12時間、星3が14時間、星4が16時間かかります。なので、時間あたりの効率は星4が最大となります。
 また、塵歌壺の中には無限に調度品を置けるわけではなく、調度品を置けば置くほど処理的に負荷がかかり、負荷が大きくなりすぎるともう調度品を置けなくなります。どうぶつの森でいうところの「これ以上家具を置いたら床が抜けちゃうよ!」というやつですね。調度品の負荷はレアリティに依存しないので、1個あたりの洞天仙力が高い星4の調度品が一番重要ということです。
 なお、調度品を作るのに必要な素材は、塵歌壺の外、つまりモンドや璃月のフィールド上で集めてくる必要があります。木材集めがちょっと面倒で、それぞれの種類の木々からそれぞれ固有の木材が取れるので、「この木材はモンドの針葉樹、この木材は果実のなる木……」と覚えながらやる必要があります。
 ちなみに、設計図は大量に売っていますが、木材については基本的に稲妻の調度品は稲妻の木材を、スメールの調度品はスメールの木材と、現地の木材を使うことが多いので、まだ行ったことのない場所の調度品よりは、勝手知ったるモンドや璃月の調度品設計図をまずは買うのをおすすめします。
・作った調度品を置きまくる
 調度品は完成したそばから塵歌壺内に置きます。
 置いた調度品のレアリティと個数に応じて洞天仙力が増え、洞天ランクが上がって洞天宝銭のもらえる量が増えるからですね。
 ちなみに、手持ちのキャラやペット、パイモンを置くこともできますが、増える洞天仙力に対して負荷が大きいので、あまりおすすめできません。ただキャラは置いておくと時間経過で好感度を増やすことができるので、そのために置いておくのはありです。
 信頼ランクが低いと塵歌壺全域に調度品を置くことができず、最初は自宅の中と自宅の周囲だけしか調度品を置けません。信頼ランク上昇に伴って置ける範囲は広がりますが、信頼ランクが低いうちはどう頑張っても洞天ランクを最大にはできないので、地道に信頼度を稼いで信頼ランクを上げていきましょう。
 なお、調度品設計図はイベントでも配布されることがあるほか、モンドなどお店で売っているところもありますし、稲妻以降ではフィールド上の大きな緑色の宝箱に設計図が入っています。設計図に洞天宝銭を費やすことなく信頼度を稼げるため、おすすめです。
 ……という具合です。
 まとめると、
 「塵歌壺は1時間ごとに洞天ランクに応じた量の洞天宝銭がもらえて、樹脂や経験値本が買える」
 「洞天ランクは調度品をいっぱい置いて洞天仙力を稼ぐことで上がっていく」
 「調度品は設計図と素材で作れるので、星4の調度品をどんどん作ってガンガン塵歌壺内に置いていく。設計図は洞天宝銭で買う」
 「各調度品は初めて作るたびに信頼度が稼げ、信頼ランクが上がる。信頼ランクが上がると調度品を置けるスペースが広くなり、洞天ランクも上げやすくなる」
 「星4調度品の設計図を買って調度品を作って置く、を繰り返すことで自然と信頼ランクや洞天ランクが効率的に増えていく」
 です。
 なお、信頼ランク6で刹那樹脂が購入可能になるので、ここが1つの区切りです。
 洞天ランクは洞天宝銭の時給に関わるので10にすべきですが、信頼ランクは6を超えたら無理に上げなくてもいいです。ただ、6だとまだ洞天が狭くて洞天ランクを10にしにくいですし、信頼ランクを上げると洞天宝銭を貯められる最大枚数が増えるため、洞天ランクを10にした後も信頼ランクは気が向いたら上げていくといいかなと思います。
 また、信頼度と関係なく洞天ランクだけを上げたい場合、星4で負荷の少ないシンプルな形の調度品を量産するというのもありです。特に屏風や小さめの石像は低負荷かつ素材も手に入りやすいので、量産に向いています。
 塵歌壺を最速で攻略して、樹脂やモラを毎週手に入るようにしましょう。
 ちなみに、たしかわたしは洞天ランク最大まで2ヵ月弱かかったと思います。やろうと思ってから完成までけっこう時間がかかるので、解放されたら早めに始めておくのをおすすめします。
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※この記事は、「原神初心者ガイド」の1つです。よければ他の記事もご覧ください。

※本記事の画像はHoYoverseのゲーム、原神からの引用です。

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