
まどです。
4月で環境や心境が変わって、また忙しくなってしまいました。
といっても、MTGアリーナのリミテッドはちまちまやっていて、今月もダイヤモンド1まで行ってたりしました。ミシックは先月行ったので、今まであまり使っていなかった緑絡みの構築やごちゃまぜピザに挑戦してみたりして、楽しんでいます。まぁ、いろいろ試すには入場料がややネックな感じはありますが……
それはそれとして、わたしはリミテッドで初ミシックに行けたのがミュータントタートルズのドラフトであり、個人的に思い入れが深いです。
まぁランクの仕様上、よほど勝率が低くない限り時間さえかければミシック到達は難しくないと思いますが、そうはいっても嬉しかったです。2025年は多忙極まり試行回数を稼ぎにくかったのですが、2026年1~3月は割と余裕があって試行できましたから、3月に到達したのはタートルズとの相性がよかったのだと思っています。
せっかくなので、一番多用していた思い入れのある赤青デッキについて、個人的な考えをまとめておきたく思い、本記事を作成しました。ご笑覧いただけましたら幸いです。
タートルズドラフトの赤青は強いのか
強いです。
これは17landsのデッキ別勝率のデータですが、2色デッキの平均勝率56.5%に対して、赤青は57.7%です。これはトップの白黒(58.5%)に次ぐ2位の成績です。
ちなみにこれはプレミア・ドラフトのデータですが、クイック・ドラフトの赤青は勝率58.0%で首位です。白黒は57.5%です。
なんで逆転するかは……分かりません。Botドラフトって、ふつうに考えたら対人ドラフトのデータを元にAIにそれっぽくピックさせることで対人に近づけていると思うんですが……対人とは細部が異なるのでしょうか。プレイヤー層が違うからでしょうか。謎です。教えてください。

こちらはわたし個人の戦績です。
2026年3・4月のタートルズドラフトの成績の合算です。(スマホやタブレットでの試合は入っていないので、一部抜けがあります)
タートルズドラフト全体の勝率は61%ですが、中でも赤青の勝率は67%です。3回に2回は勝っている計算になりますね。わりと頑張っていた気がします。わたしにしては。
まぁ、これはn=1の戦績なので参考にならないとしても、17landsの統計を見る限り、赤青が上位の強さを有しているのは事実ではないかと思います。
ちなみに17landsの全デッキの平均勝率はタートルズドラフトだと56.3%なので、57.7%の赤青は抜きん出て強いわけではありません。「全デッキの平均勝率なのに50%にならないの?」という感じですが、これは「17landsに戦績データを提供している人」というデータのバイアスがかかっているためです。
なお、5色デッキの勝率は62.5%で一見ぶっちぎりですが、これはごちゃまぜピザをしっかり引ける等、ある程度運がよくないとそもそも5色デッキを組まないから、というのが理由として大きいでしょう。その証拠に、5色デッキの試合数は赤青デッキの25分の1以下です。なので、無理やり5色デッキを組んでもイマイチだと思いますね。
タートルズの赤青が初心者におすすめな理由

タートルズドラフトの赤青デッキは、初心者におすすめだと思います。
これは、そもそもわたしが赤青を擦りまくっていたのはミシック未到達の頃からなので、「リミテッド初心者のわたしが初めてミシックに行くのに有効だったから」というn=1の体験談が1つの材料なのですが、それ以外にも根拠らしきものはあります。
それは、赤青に安定感と再現性があることです。
タートルズドラフトの赤青は、コモンカードの多くが安定感に寄与する能力を有しており、何もできなくて負けることが少なく、ある程度やりたいことがやりやすくなっています。
占術持ちの「ノーバディー」、ルーティング持ちの「ヌル・グループの生物リソース」、手札を入れ替える「マンホールミサイル」に、ドロー持ちの「監視亀ラ」「ハエボット」「カメのメカマニア、ドナテロ」……等々です。
これらのコモンカードが軒並み勝率(GIH)が高いのも納得ですね。(ヌル・グループの生物リソースを除く)
ごちゃまぜピザを用いた5色デッキなんかも強いのは強いんですが、土地の色が多いぶん赤青と比べると事故りやすいですし、そもそも統計データを見ても分かる通り、みんな引きがいい時しか組まない傾向があるので、同様にやっていても経験を積みにくい部分があります。
その点、赤青は評価C+以上のカードがコモンにも6枚あり、引きがイマイチでも組みやすくて、経験を積んで慣れやすい性質があるように思います。
ちなみに白黒だとC+以上のコモンは4枚で、いずれもC+です。赤青は6枚中3枚がC+で、B-に「ハエボット」、Bに「マウサー製造工場」と「マンホールミサイル」があります。
ただしアンコモンによる上振れは白黒の方が大きく、「悪夢のビーバー」と「マイティ・ミュータニマルズ」が評価Aです。赤青のアンコモンは「メタルヘッド」や「即席ヒーロー、ケイシー・ジョーンズ」のB+が上限なので、強いアンコモンのパワーは白黒の方が上ですね。
ミュータニマルズでスノーボールするのとビーバー+隠密でガチャガチャするのは白黒の明確な勝ち筋なので、これがやれそうな時は白黒にして、そうでない時は赤青にしていました。
赤青デッキ例
わたしがいっぱい勝てた回の赤青デッキを例としてご紹介してみます。
ダイヤモンドランクで7勝したデッキです。
2マナの層が厚くて序盤からしっかり動けるのと、目覚めし才能が2枚も拾えたため長期戦にも強いのがよかったです。目覚めし才能は5ダメージでクリーチャーを除去しつつ自分の墓地のアーティファクトを戦場に戻せるのですが、この構築だと「堅忍不屈、トラーグ総司令」を戻せるのが強かったです。
トラーグ総司令は召喚時誘発でアーティファクトを1つ生け贄にすることで4ダメージ飛ばせるため、目覚めし才能と合わせて2回の除去ができて、一気に盤面を取ることができました。
なお、この時は偶然レアの始まりの液体が拾えたのですが、なかなかよかったです。墓地追放しつつミュータンジェン・トークンが得られるので、「苦痛の講義」や「目覚めし才能」の対策にもなりつつ、ハエボットに+1/+1カウンターを乗せて殴らせるだけで強かったです。
テクノドロームは破壊するアーティファクトがあまりなくて微妙なこともありましたが、始まりの液体と一緒に置けた時はかなり強かったですね。

こちらもダイヤ帯で7勝したデッキです。
小粒なアーティファクト・クリーチャーを並べやすいカードを多めに拾えたので、それと相性のいいカードも入れて前のめりにした、ちょっと赤白っぽい赤青デッキです。
実験的な意味合いで組みましたが、意外と勝てました。
戦い方は見ての通りで、マウサー製造工場・ニンジャのメカ騎兵・暴食ロボット・ノーバディーなどでアーティファクト・クリーチャーを横並びさせ、横並びと相性のいい風変わりなコウモリ、ウィングナット、機械いじりの才能、ドナテロ、寄せ集めの武器などでライフを詰めます。
モンド・ゲッコーは評価D+の微妙な神話レアなんですが、一度も使ったことがなかったので好奇心から入れました。割と有能でした。
「風変わりなコウモリ、ウィングナット」も赤白で評価Cな一方で赤青では評価Dなのですが、これはおそらく赤青が赤白ほど横並びしないからで、ちゃんと横並びするこの赤青デッキだとけっこう強かったです。

ミシック到達時に使っていた赤青です。
このデッキの戦績は6-1です。ミシック到達して余韻に浸り、2日後「そろそろ7勝チャレンジしとこっか」と思ってMTGアリーナを起動したら、ドラフトが切り替わっていて続きを遊べませんでした。悲劇です。
7勝はしていませんが、記念すべきミシック到達デッキですので、「推定7勝デッキ」ということでいかがでしょうか。ダメですか? ダメですか。そうですか……
このデッキはレアが「ハクティビスト、エイプリル・オニール」だけなのですが、これがめちゃくちゃ強く、いい塩梅で勝ち筋になりました。アーティファクト・クリーチャー1枚使うだけで2ドローできますからね。ドローはパワーです。
赤青ミラーだとタフネス5は永続的な除去手段が少ないので、割と生き残るんですよね。ボット叩きタイム、目覚めし才能くらいでしょうか。回顧変異で無力化されることはありますが、下水道へ帰ろうを自分のオニールに使えば解除できます。
タフネス5あるからといって迂闊に1/1とかブロックするとピリ辛オートミールピザで落とされるので、なるべくぼっ立ちさせてました。白や黒相手だと除去されやすいので、逃亡するドロイドが欲しいところですね。
赤青デッキの組み方(クリーチャー編)
ドラフトでの赤青デッキの組み方について、「わたしはこうしてました」というのを種類別に書いてみたいと思います。
まずはクリーチャー編です。なお、クリーチャー以外でも、クリーチャーを出せるソーサリーやアーティファクトも、ピック時はクリーチャー枠として考えていたため、こちらに入れています。
・1~2マナ生物
赤青の1~2マナは精鋭揃いです。
コモンにハエボット、マウサー製造工場、ニンジャのメカ騎兵のアーティファクト・クリーチャー3人衆がいますし、一段おちますがマウサー・マークIIIやタフなタートル、ラファエロもいます。
アンコモンには最強の即席ヒーロー、ケイシー・ジョーンズがいて、逃亡するドロイドもいます。
人材豊富すぎて、2マナの人材不足はほとんどありません。ほぼほぼ6枚は拾えます。これも赤青の強い点だと思います。
・3マナ生物
1~2マナとうって変わって、3マナは手薄です。
コモンのノーバディーは強いですが、他はユートロム星の科学者たち、ヌル・グループの生物リソースなどだいぶ格落ちします。アンコモンは機械いじりの才能、ドナテロが強いですが、それくらいです。赤青の3マナは本当にスカスカだと感じます。
なので、強い1~2マナが多めに取れたなら、3マナは少なめで1~2マナを厚くするのもありじゃないでしょうか。上に載せたわたしの横並び赤青デッキなんかも、2マナ生物枠8枚、3マナ生物枠5枚でしたしね。
ちなみに、個人的にはヌル・グループの生物リソースが割と好きです。機械リソースであってくれたら……と何度も思いましたが、まぁ3/1先制攻撃でルーティング持ちは悪くないとも思っています。
・4マナ生物
ここは比較的安定しているように思います。
コモンには安牌の擬人化ことカメのメカマニア、ドナテロがいます。ノーバディーは何枚あってもいいですが、こちらは4マナ伝説なので数が要らず、割と流れてくる印象です。だいたい1ドローできて強いです。
他も色々いますが、4マナは2枚あればいいですし、適当にもう1枚入れて終わりか、ドナテロ2枚もありでした。
なお、ロックソルジャーは統計上の勝率が低いですが、ごちゃまぜピザをはじめとする強いアーティファクトを壊せるので、個人的にはありだと思います。ただアーティファクト・クリーチャーは壊せないですし、タートルバルーンやタートルワゴンを狙っても搭乗でかわされるので要注意ですね。
・5マナ以上の生物
フィニッシャー枠です。
赤青が遅延の得意な遅めのデッキである以上、ここにはしっかり勝てるカードが欲しいですね。
メタルヘッド、目覚めし才能、堅忍不屈、トラーグ総司令あたりの除去内蔵組や、バクスター・ストックマン、タートルバルーンあたりが堅いかなと思います。いずれもアンコモンですが、種類が多めですし数いらないので、何かしら拾えることが多いです。
どれも拾えない場合は……わたしは使ったことないですが、マッド・ハエニスト、ストックマンあたりを妥協で使うことになるでしょうか。銀河を彷徨うトリケラトン、ゾグよりは強そうですし。
赤青デッキの組み方(クリーチャー以外編)
赤青はクリーチャー以外のカードもとても強いです。
・除去
赤青の除去は、赤のダメージによる除去と、青の無力化・一時しのぎ系の除去に大別されます。
白や黒によくある確定除去がないのが歯がゆい部分もありますが、強いものもたくさんあり、除去に困ることはあまりありません。ただ、採用したカード次第ではどうにもならない相手も出てくるため(主に緑)、そこを考えて拾っていくのが大事かな、と思います。
マンホールミサイルは2マナ3点も1ドローも強い、最強の軽量除去です。
マウサー製造工場は5マナ3点ですが、1/1を出せる生物枠で採用できるので、序盤はブロック要員、中盤以降は除去要員と、マルチな1枚で強いです。ノーバディーとの組み合わせもベネです。
ピリ辛オートミールピザは、上記2枚では届かないタフネス4に届く強力な除去です。地味に顔にも当たるので、ライフを詰めるのにも使えます。自傷が痛くてライフが少ないと使いにくいですが、置いてからダメージ発生までの間に食べることができるため、土地が伸びていれば実質無反動5マナ4点除去として使えます。
ジェニカの奥義は、対横並びの決戦兵器です。白黒や赤白にブン回られるとこれくらいでしか返せないことも多いです。横並びする赤白では使わない赤青専用カードのため、割と流れてきやすい気がします。1枚あると安心できるので、優先度高めで考えています。
ボット叩きタイムは重いですし採用時勝率低めですが、これがないとタフネス5以上を除去できないことがあるため、相手のファッティを一生倒せなくて負けるパターンを防げます。トラブル解決コンビ、ドニーとレオやハクティビスト、エイプリル・オニールを見るなら1枚採用はあり、レアは仕方ないと切るのもありです。これあってもトラブルメーカー、ラフとマイキーは倒せませんしね。
わたしは割と好きです。特に回顧変異と目覚めし才能が拾えていない時は採用優先度が上がります。
回顧変異は無力化するタイプの疑似除去です。瞬速が偉く、コンバットトリックみたいにも使えます。ボット叩きタイム同様、ファッティの対策ができるのが利点ですね。解除されるリスクはありますが、解除さえされなければ確定除去みたいなものです。
特製の六尺棒は、バウンスです。除去という点だけ見ると一時しのぎの割にコスト重めですが、装備品にもなるのが利点です。ただの1/1のメカトークンが警戒持ちのノーバディーみたいになりますし、ハエボットや逃亡するドロイドが敵の戦列をすり抜けてガンガンライフを詰められて悪くないです。
下水道へ帰ろうもバウンスですが、デッキトップに戻されるとしても実質的に相手のドローを1回潰せます。根本的解決にはならないものの、攻撃機会を2回奪えればその間に押し切れる説もあります。ミュータンジェン・トークンでライフを詰めやすくなりますしね。強いと思います。
目覚めし才能は、赤青の必殺技です。
5ダメージは大抵のクリーチャーをノックアウトできますし、墓地からの復活も強力です。メタルヘッドや堅忍不屈、トラーグ総司令といった大型のアーティファクト・クリーチャーを拾えれば強いのはもちろん、適当なアーティファクトを釣り上げて3/3飛行にするだけでも強力です。
ただ、アーティファクトを釣る場合、コストを払って生け贄に捧げないといけないケースが多いため、事前の準備が必要です。釣ったアーティファクトの能力も発動するのが強く、わたしは空飛ぶピリ辛オートミールピザ教に入信しています。スパゲッティ・モンスターはもう古いですね。時代はピザです。
・コンバットトリック
青に呪禁付与がないのが、個人的にちょっぴり残念です。単体除去から大事なクリーチャーを守るのは、逃亡するドロイドや液体漏れの役目ですね。
マウサー襲撃!は、統計上は勝率がとても低く、対戦相手の赤系デッキからも全然見ない不人気カードなんですが、わたしはこれのお陰で何度も勝ってるので、信頼を置いています。上の7勝デッキ3つにも、全てマウサー襲撃!を入れていますしね。
先制攻撃と+3/+0が戦闘で強いのと、採用率の低さゆえに警戒されにくく、相手のライフが3になる攻撃を普通に通してもらえたりするので、「えっいいの?」と思いながらこれでトドメを刺しています。1/1を出す効果は微妙ですが、1/2の機械いじりの才能、ドナテロがフット団の踏みつけの対象にされた時なんかは使いますね。
精神転送プロトコルは、生半可な攻撃や除去で落ちない4/5が強いですし、1ドローで手札も減らなくていいんですが、3マナという重さがネックです。ただ使えれば強いので、1枚入れることは多いですね。
・その他
その他のカード群のうち、個人的に注目のものについてです。
監視亀ラはタップで足止め、アンタップでブロック、2ドローで手札補充と用途が多く、マルチでパワフルな1枚です。これがコモンなのが青はいいですね。2枚積んでも全く邪魔ではありませんでした。
液体漏れは、よくある1青青の打ち消しなんですが、ミュータンジェン・トークンが強いので、1枚あると嬉しいです。終盤に相手の重いカードを消すのに有用ですし、アーティファクトの数が多いだけで強くなるカードも赤青にはありますから。
監視亀ラやマウサー製造工場の起動型能力など、タートルズの赤青デッキは割と構えがちなので、相手が強い動きをしてきたら液体漏れで打ち消して、してこなかったらこれらを起動して除去やドロー……といった感じで動きやすく、デッキの性質的にも相性がいいと思います。
さいごに
以上、ミュータントタートルズのドラフトにおける赤青デッキの、独断と偏見による……分析?考察?感想?でした。
もうストリクスヘイヴンの秘密が出ましたし、MTGアリーナのタートルズドラフトはたまにしか遊ぶ機会がない気はしますが、わたしとしては初ミシック到達もできて思い出深いドラフトでした。
わたしが初ミシックにいけるくらいなので、初心者にとって遊びやすいドラフトなのではないかと思います。MTGアリーナでまた登場した際は、ぜひ赤青デッキで7勝を目指してみてください。
それでは、また。
※本記事の画像はMagic The Gathering公式ウェブサイトおよびMagic The Gathering Arenaからの引用です。


