ブルームバロウでMTGを始めた、MTG初心者の「まど」です。
……1年半もMTGをやっていて初心者を自称していいものか迷いましたが、10年選手・20年選手がごろごろいる界隈とのことで、相対的に初心者ということでご容赦ください。
わたしは最近、MTGアリーナのリミテッドを最近よく遊んでいました。
そして、記念すべき2026年3月24日。
初めてのミシックに到達しました。
1年前に構築戦でもミシック到達済なので、これで構築・リミテッドの両方ともミシック達成です。
ブルームバロウでMTGを始めた新参者のわたしですが、やっぱり嬉しいですね。ハースストーンのレジェンドランクや、ポケポケのマスターボールランクもそうですが、最高ランクというのは通過点にすぎないという見方がありつつも、やはり1つの到達点でもありますからね。
そんなわたしの「完走した感想」を、本記事に記録しておきたいと思います。
リミテッドを始めた理由
わたしがリミテッドを始めた理由ですが、どちらかというと後ろ向きです。
わたしは元々ポケモンカード(ポケカ)やハースストーン(HS)といった別のTCG/DCGを遊んでおり、それらのゲームで特にコントロールデッキを使うのが好きでした。
ただ、ポケカもHSも原則相手のターンには行動できないので、相手のターンに割り込んで破壊したり打ち消したりするカードゲームに憧れている節がありました。
相手のターンに動けるTCGといえば遊戯王とMTGということで、MTGに魅力を感じてはいたものの、絵柄があんまり好みじゃないかな……ということで、なかなか食指が伸びませんでした。(ハースストーンがOKならMTGもOKだろ説はありますが……)
ただ、ブルームバロウが割とかわいらしいセットだったので、それをきっかけにMTGアリーナを始めました。まぁ、次のセットはおどろおどろしいダスクモーンだったのですが、あれはあれでよかったです。ホラーも嫌いじゃないので。
かくして、MTGでもしばらくコントロールデッキ主体にスタンダードを楽しんでおり、構築戦でミシックにも到達したのですが……
スタンダードのゲームスピードが加速し、個人的な好みを逸脱してきたことで、少し気持ちが離れてしまいました。
禁止改訂で一度赤系アグロが弱くなった後は割と楽しかったんですが、その後はコンボデッキが隆盛を極めてきて、あまりゆったりと駆け引きをしていられる感じではなくなってきたように思いました。ハースストーンやポケモンカードでもそうですが、わたしは割とゆっくり対戦したいんですよね。
そんな経緯があって、「MTGはスタンダードのスピードインフレが落ち着くまではしばらくいいかな……」と思っていた矢先、「そういえばリミテッドがあったな」と思い出しました。
ハースストーンに「闘技場」という似たようなモードがあり、3枚のカードから1枚選ぶのを30回繰り返してデッキを作成し、それで12勝か3敗かするまで戦う……という感じでした。
闘技場はあまり遊んでいなかったのですが、MTGもリミテッドなら割とゆっくり遊べそうですし、わたしは元々盤面のやり取り(コンバットトリックとか)も好きだったので、その辺も楽しめそうに思い、リミテッドを始めました。
……以上が、わたしがリミテッドを始めた経緯です。
要は「MTGのスタンが好きで始めたけど、速度インフレで気持ちが離れたのでリミテに来た」という、割と後ろ向きな動機なんですよね。ハースストーンで闘技場が特に好きだったとかでもないですし。
ただ、「リミテッドなら自分のやりたいことができるかも」という期待もあったので、そこは前向きな要素だとも思います。
リミテッド初心者、成長の軌跡
リミテッド、最初はぜんぜん勝てませんでした。
テキトーに強そうなカードをピックして、テキトーにデッキを組んで、テキトーに対戦してたわけですから、まぁさもありなんという感じですね。
何度かやって0~2勝が大半、いいとこ3~4勝だったわたしは「どげんかせんといかん」ということで、座学を始めました。
見たのはこれでした。
「てんてい。」という方の、リミテッドの基本に関する動画です。
とても分かりやすくて、参考になりました。カードのバランスもテキトーにやってましたから、各カードの適切な枚数など、基本的なところを押さえられたお陰で、リミテッドがだいぶ遊びやすくなりました。
他の講座は特に見ておらず、とりあえず上記の基本動画と独学でやってみて、あまり勝てないならその時は上位プレイヤーの配信でも見てみよう、と思っていました。自力で勝ち方を考えていくのもこの手のゲームの醍醐味ですしね。
あと、大きく勝率に寄与したと思われるのが、17landsです。
「結局どのカードが強いのか」というのを、当初は感覚で選んでいましたが、いま思えばリミテッドに慣れていないのでその感覚もデタラメでした。
17landsでは、各カードを採用したデッキの勝率に関する統計データを元に、カードの強さが数値で分かるようになっているので、何より頼れる強さの指標でした。
もちろん、マナカーブの問題もありますし、カード間のシナジーの問題もあるので、勝率の高い順に引けば最強デッキというわけではないんですが、頼もしい道標なのは疑いなく、17landsを見ずにピックしていた今までのリミテッドは、地図アプリ無しに見知らぬ土地を迷い歩いていたようだと、そう感じました。
これらの武器を使いながら、回数を重ねることで、徐々に成長していったと思います。
ちなみに、もしリミテッド未経験のMTG初心者で、わたしのように「リミテッドやってみようかな?」と思っておられる方がいるならば、わたしは「クイック・ドラフト」をオススメしておきます。
わたしも最初はよく勝手が分からず、プレミア・ドラフトをやったりもしてたんですが、プレミア・ドラフトはピックの制限時間があるため17landsの統計を見てじっくり考えられません。
どうしても時間に追われてテキトーに選ぶことになりがちなので、初心者にはおすすめできないと思います。
また、入場料自体もプレミア・ドラフトはクイック・ドラフトの倍額です。いっぱい勝てた時と全然勝てなかった時の報酬の差も激しく、博奕要素が大きめな気がするので、安価なクイック・ドラフトがいいと思います。上手になるためには、やっぱりある程度回数こなす必要がありますしね。
クイック・ドラフトはBOTを相手にピックするので、時間制限がありません。最初はわたしも30分くらいかけてじっくりピックしていました。
ずぶの素人の状態から、徐々に慣れていったわけですが……
じわじわ上達していくものだからか、あまり成長の実感はなかったですが、1つそれらしいものはあって、それは完走(7勝)への印象が変わったことです。
わたしは初めて7勝した時、嬉しくてSNSでデッキ内容を画像で報告しており、その後も習慣として7勝するたびに報告していました。しかし、ある時から「7勝するたび報告するの面倒だな」と感じるようになりました。7勝報告がおっくうで先延ばしにしていたら、翌日また7勝してしまって「もういいや」となったんですね。
それはつまり、7勝が「奇跡的な現象」ではなく「ありふれた上振れ」になってきた、ということですから、成長の象徴といえる……かもしれません。
初ミシック達成月のこと
わたしは元々、リミテッドでミシックを目指そうとは思っていませんでした。
構築戦でもそうですが、MTGのミシックってけっこう大変なんですよね。
MTGのランクはプラチナ到達以降、勝利ボーナス(勝つと勝ち星2個獲得、負けると勝ち星1個喪失)がなくなってしまうのですが、各ランクにバッファがあるので(ランクの底で計3回くらい負けないと降格しない?)、回数さえこなしていれば勝率はそんなに高くなくても目指せます。
ただ、わたしはMTG以外にも色々とやりたいことがあったので、対戦回数があまり稼げませんでした。あと2025年は多忙だったので、余暇時間がそもそもあまり確保できませんでした。2026年に入ってからは、なんだかんだで1月、2月ともリミテッドでダイヤモンドランクに到達していました。
加えて言うと、構築戦は入場料がありませんが、リミテッドには入場料が必要なので、ただひたすら回数を稼ぐというのも金銭面でしんどい(というか気が乗らない)んですよね。勝率が高ければ無課金で回し続けられるとはいえ、そのハードルは高いですから。
HSみたいに、入場料が1.5パック分だと遊びやすいんですけどね。まぁ、その代わりHSの闘技場はMTGアリーナでいうファントム(ピックしたカードがコレクションに加わらない)なんですけど。
なので、ミシックはまぁ行かないだろうな……と思っていたのです、が。
突然チャンスが訪れました。その理由は「上振れ」です。
2026年3月前半のドラフトは「ローウィンの昏明」でした。主にマーフォーク・キスキン・エルフを使いながら勝ったり負けたりしていました。ローウィンの昏明ドラフト全体のデータを見てみると、わたしの勝率はだいたい55%くらいでした。
ただ、3月後半に入り、「ミュータントタートルズ」のドラフトが始まると、事情が変わります。
のっけから勝率7割弱です。
タートルズドラフトを初見から5回やって3回完走、1回完走寸前なので、かなり調子がよかったです。まぁ1回0勝してるので、ジェム的にはプラマイゼロなのですが……
これはわたしの技量というより単に上振れただけだとは思いますが、この5回だけで15試合勝ち越せたので、ランクもけっこう上がりました。タートルズドラフトを始めた時はまだプラチナだったのに、この5回で一気にダイヤモンド2ですからね。
ダイヤモンド2の星2ということは、あと8試合勝ち越せばミシック到達できるわけです。
ミシックが手の届くところまで来たので、元々ミシック到達を考えていなかったわたしも、「それなら目指すか……」と思い至りました。
構築の方は「ミシック行くぞ!」と思って回してたので、だいぶ違いますね。まぁ、リミテッドで「ミシック行くぞ!」と思って回して沼った場合、ジェム課金がえらいことになりそうなので、多くの人はわたしと似たような感じでミシックを目指すのではないかと勝手に思っていますが……
そんなわけで、「ミシック行くぞモード」でのリミテッドへと、姿勢が変わりました。
まぁやることは一緒ですけどね。元々リミテッドはジェムがかかっているので手は抜きづらいですし。
ただ、ミシックを目指すとなると勝ち負けの比重が更に大きくなりますし、月末までに達成しないと道のりが大きく遠のくというタイムリミットもありますから、緊張感が増しました。
まぁ正直、「ミシック行くぞモード」になる前の方が楽しくリミテッド出来てましたね。緊張するのは疲れるので……「バッファもあるし、勝ち越してさえいれば普通にミシック行けるはず。毎日やって回数を確保することが大事」と考えながらやってました。
ミュータントタートルズ全体の戦績が、こちらです。
なお、統計ソフトを導入していないiPad等を用いた出先でのプレイも何度かしているため、微妙に辻褄が合っていません。(お昼休みドラフト)
2-0となっている回は4-3で、最後の5-1は6-1です。それぞれ出先で2-3、1-0していました。
これらも加味すると、タートルズドラフト全体では49勝28敗であり、勝率64%になります。
ちなみに6-1時点でミシック到達したので、最後「7勝できるかな?」と期待していたんですが、ちょうどドラフトの切り替わりのタイミングだったため、気づいたら終わってました。うかつでしたね。7勝トライしたかったです。
ちょっと面白かった試合。
「へー、相手って4位なんだ……4位!?」となりました。内部レート的に相当な差がありそうな気がしますが、ダイヤモンド2でも4位とマッチングするんですね……
ダイヤ帯でもミシック3~4桁はしばしば当たっていましたが、2桁以上は見たことなかったので、いきなり1桁でたまげました。
わたしの手札は悪くなかったですが、相手の手札の方が上回っており、タートルズドラフト最強カードのサリー・プライドを叩きつけられて負けました。わたしはまだサリー・プライドを一度もピックできていないので、一度自分でも使ってみたいですね。
ミュータントタートルズのドラフト感想
赤青が好きでした。あと強かったです。
統計的には白黒が最強で、たしかに強かったんですが、個人的にやってて楽しいのは赤青でした。
ドローや占術のお陰である程度安定感のあるところが赤青の魅力だと思います。
ハエボット、監視亀ラ、マンホールミサイル、カメのメカマニア、ドナテロ、ノーバディー、ヌル・グループの生物リソース……等、コモンでドロー/ルーディング/占術のあるカードが多いんですよね。この辺のカードが17landsで軒並み高スコアなのも頷けます。(ヌル・グループの生物リソースはDですが……)
個人的に好みのカードをいくつか挙げてみたいと思います。
・マウサー襲撃!
赤いコンバットトリックです。
たまたまかもしれませんが、赤いデッキを相手にしていてもあまり使われたことがないんですよね。たしかに17landsの評価もかなり低いんですけど、個人的にはけっこうお世話になった1枚です。
ライフ6の相手に3/3でアタックし、相手が4/6でブロックするか迷った場面で攻撃が通ってマウサー襲撃!で勝った試合もありました。
おそらく「マウサー襲撃!の可能性は低いし、マンホールミサイルとかで4/6倒されたら嫌だな」と判断されたのかな?と思いました。まぁマウサー襲撃!の採用率が低い場合、実際それは合理的でしょうね。評価の低さが逆に煙幕になったのかもしれません。
・ジェニカの奥義
対横並びの最終兵器。白黒や赤白に有効です。
よく1枚採用していました。タフネス2以下に対して強いのはもちろん、3以上の相手でもチャンプブロックでタフネス調整してから焼き払うのがよく刺さりました。
赤白が並べるデッキであり、あまり採用しないためか、アンコモンの割にはよく流れてきた印象です。隠密で1マナ使用できますが、3マナで撃つことの方が多かったですね。緑にはあまり刺さらないと思いきや、カエルの執事をまとめて焼き払えるのはけっこうありがたかったりもしました。
・逃亡するドロイド
器用なロボットです。
青1マナぽっちですが、アーティファクト・クリーチャーであり、条件付きアンブロッカブルであり、条件付きの打ち消しまで内蔵しているという、マルチな性質が魅力的でした。
アンブロッカブルといえど所詮1/1なんですが、特製の六尺棒を持たせて3/2のアンブロッカブルとして戦わせたり、バクスター・ストックマンで4/1にしたり、ミュータンジェン・トークンで+1/+1カウンターを乗せたり、精神転送プロトコルで4/5にしたりと、色々やりようがあったので、工夫しがいがありました。
また、アーティファクトやクリーチャーを対象とする呪文を青1マナで打ち消せるので、相手の強力な除去から味方を守るのにも有用でした。
タートルズ環境は青に呪禁が無いんですが、ドロイドが実質それに近い役割を果たしてくれるので、そこがありがかったです。堅忍不屈、トラーグ総司令や目覚めし才能といった、除去+αのカードについても、除去をかわすだけでなく呪文自体を打ち消せるので、そこは呪禁より強い点でした。
後述のエイプリル・オニールとの相性も抜群で、ドロイド自体が2ドローになるうえ、オニールに飛んでくる除去を打ち消せるのが非常に強かったです。
・ハクティビスト、エイプリル・オニール
優秀なドロー要員です。ミシック達成時のデッキに入ってました。
呪文さえあれば毎ターン1ドローはしてくれますし、アーティファクト・クリーチャーなら1枚使うだけで2ドローです。タフネス5も素晴らしく、特に赤青ミラーだと除去はバウンスと4点以下が多いので、割と長生きすることが多いです。回顧変異で無力化されることはありますが……
タフネス5ありますが、うっかりブロックさせて体力が減るとピリ辛オートミールピザやマンホールミサイルで撃墜されることがあるので、基本ぼっ立ちで使ってました。タートルズでは瞬速生物がほとんどいないので、相手の盤面が空なら殴ることもありました。(タップ状態の場合は監視亀ラ要警戒)
・ノーバディー
自分のアーティファクトのバウンスができる3/2です。
自身もアーティファクト・クリーチャーであり、マウサー製造工場やピリ辛オートミールピザなどバウンスして強いものがたくさんあるうえ、バウンスの有無に関わらず占術1も付いていて、非常に優秀なクリーチャーです。占術1がバウンス時限定でなくてよかったです。
また、赤青だとマナコストは実質的に色不問の3マナなので、土地の種類が偏っていても使いやすいのがありがたいところです。初期手札で「土地が島島島の島じろうだけど、山さえ引ければ最高の手札」みたいな時に、占術1込みで山を引けることを期待しつつキープ……みたいなこともしやすかったです。正着手かは分かりませんが……
・目覚めし才能
5点除去+アーティファクト釣り上げです。
除去と盤面展開を同時にやれるのが素晴らしかったです。釣り上げるアーティファクトはメタルヘッド等の強いものがいればそれでもいいですし、クリーチャーでなかった時の3/3飛行も普通に強いので、空飛ぶスパゲッティモンスターならぬ空飛ぶピリ辛オートミールピザを活躍させたりもしていました。
あとどうでもいいことですが、カードイラストが好きで、ピックできた時は必ずドラフトデッキのイメージ画像にしていました。
おわりに
構築戦に続き、リミテッドもミシック到達できて、嬉しかったです。
これで称号「闘技場の大魔術師」の取得条件を一部満たせました。あとは1拡張分のカードをコンプリートしつつ、5000戦やれば取得できますね。
まぁ、前者はワイルドカード大量消費でなんとかなるからともかく、後者はまだかなり遠いので、わたしが闘技場の大魔術師になるのはかなり先のことでしょうけれど……
ちなみに「同一月に構築戦とリミテッド両方のミシックに到達する」ことで得られる実績もあったので一瞬考えましたが、さすがに1週間でブロンズからミシックまで上げるのは大変すぎるのと、その結果得られるもの(「実績ハンター」の称号)に別に興味がないことから、見送りました。
ミシック到達という1つの区切りに至ったこと、とても嬉しく思いますが、まぁ何も終わったわけではないので、今後もMTGについては構築戦とリミテッドを適度に遊んでいきたいなと思っています。
最後に、わたしがミシック達成した時のドラフトデッキの画像(6-1で7勝チャレンジできずに終わった非業のデッキ)を貼って、本記事は終わりにしたいと思います。
リミテッドの対戦でお会いできた時は、お手柔らかにお願いしますね。
それでは、また。
※本記事の画像はMagic The Gathering公式ウェブサイトおよびMagic The Gathering Arenaからの引用です。

