シレン6:罠チェックはほどほどに

 常用外だけどシレンジャーの書ける漢字No.1、それが「罠」です。

 No.2は「壺」です。(まどのむこう調べ)
 ……それはさておき、シレン6はシリーズ初プレイの方も多いと風の噂で聞いたので、せっかくなので初心者ガイドっぽい記事を書いてみようと思いました。よろしくお願いします。

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 罠を踏んで窮地に陥る、というのはシレンシリーズではよくあることです。
 できれば踏みたくない、けど偶発的に踏まされてしまう負の運要素、事故に近いのが「罠」というものです。しかもモンスターは罠にかかりません。全ての罠は原則プレイヤーのみに牙を剥きます。
 そんな罠ですが、容易に冒険失敗の原因になりうるため、できれば踏みたくありません。どうすればいいのでしょうか。
 答えは簡単。罠は目に見えませんが、罠の目の前で通常攻撃をすることで隠れている罠を可視化することができます。
 罠は通路には生成されず、部屋の中でしか踏む可能性はないため、部屋を歩く時は一歩ごとに素振り!を徹底することで、罠を踏まなくて済むようになります。簡単ですね。

 ……「いや、めんどくさくない?」という感じですよね。
 面倒なので、そういうフルの罠チェックは常時しない人が多いですし、わたしも常時してはいません。1フロアあたりの時間も長くなり悠長ですし、満腹度も減りすぎてしまうかもしれませんし、なにより手間です。骨です。おっくうです。シレン6を遊ぶのが嫌になってしまいます。

 罠チェックにはいくつか手の抜き方があるので、そこを意識して「必要な時、必要なだけ」の罠チェックをするのがポイントです。

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 まず、罠チェックをする範囲です。
 6×6の大きさの部屋があったとして、わざわざその隅っこのマスまで罠チェックする必要はありません。
 部屋内のシレンの動き方は基本的に通路の出入口から通路の出入口へ、です。なので、原則的には通路と通路を繋ぐ線上しか歩かなくていいはずです。
 なので、そこを歩きながらそこだけ罠チェックすることで、罠チェックの手間を大幅に減らせます。上の画像の部屋は6×6で36マスありますが、黄色い印をつけた4マスしか罠チェックの必要はありません。出入口が1つしかない突き当たりの部屋なら、入口の1マスから全体を見渡して終わりなので、罠チェックは入口の1マスだけで終わりです。まぁ、アイテムがあったら拾いに行きますけどね。
 なお、シレンが一度通ったマスはマップ上で色分けされるため、そこは罠チェックしなくて大丈夫です。一度何もないことを確認してますからね。もちろん、罠増えの罠を踏んだり罠の巻物を読んだりしたなら再チェックの必要があります。

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 次に、罠チェックするのは罠を踏みたくない時です。
 ……何を当たり前のことを言ってるんだ?という感じですね。まぁ要するに、どのくらい罠を踏みたくない状況かで罠チェックの必要性が変わる、ということです。

 たとえば。
 部屋の中に強めの敵が2匹いて、起きていて、かつこちらからは何マスか離れています。1対2だとさすがにしんどいので、通路に下がりたいです。通路は2マス先にあり、1回罠チェックしても敵に追いつかれる心配はなさそうです。部屋内で打開アイテムを使いたくありませんし、強めの敵といえど1対1ならなんとかなりそうです。マップは視界明瞭です。
 ……という状況なら、罠チェックをしながら通路に下がるのが最適でしょう。罠チェックをせず睡眠罠や鈍足罠、おにぎり罠を踏んだ時に冒険が終わってしまうリスクがありますからね。少ない労力でそれをケアできるなら、賢明な選択でしょう。

 たとえば。
 敵もアイテムもない突き当たりの部屋に来ました。部屋の奥にギタンが1個だけ落ちています。
 ……という状況なら、危険も少ないですし罠チェックをしない選択も十分ありえます。もちろん、道具魔物化の罠を踏んだり、地雷でギタンを失ったりするリスクはありますが、そうなったところでそんな失うものはないですから、安定よりも効率を重視した方がいいかもしれません。
 たまにアイテムの手前1マスだけ罠チェックしている方もいますが、あれも妥協点の1つとしてありだと思います。道中の道具魔物化の罠は防げませんが、アイテムが地雷・大型地雷で消し飛ぶリスクはなくなります。

 たとえば。
 アイテムが4個落ちていて敵のいない部屋があったとします。アイテムの中には金神器や巻物もあり、アイテム補充ができてありがたい部屋です(上の画像)。

 ……という状況なら? 危険は少ないですが、罠チェックする方も少なくないかと思います。道具魔物化の罠や落とし穴などでアイテム4個を失うリスクが大きすぎるからです。
 なお、この例も含め、そのダンジョンがどれだけ難しいかによっても各状況で罠チェックしたいかどうかは変わると思います。難関ダンジョンならばより丁寧にやらないとクリアしづらいでしょうし、簡単なダンジョンなら罠チェックなしで流すのもありでしょう。
 あとは、罠の確率ですね。シレンシリーズの外伝であるアスカ見参の「裏白蛇」というダンジョンはフロアあたりの罠の数がやたら多いため、低層では全床罠チェックをしている人も少なくなかったです。初期HP15なのに、9ダメージ受ける「イガイガボトボト」の罠が1Fから出てきますし……

 罠チェックに限りませんが、シレンシリーズは不確定要素が多いゲームなので、ある程度確率論で動く必要があります。満腹度というターン制限があるので無限に安全を取ることはできませんし、ゆっくり行くことが安全とも限りません。モンスターはターン経過で湧きますから、ゆっくり進むということはそれだけ多くのモンスターと出会う可能性が上がるということでもあります。
 確率論の話でいうと、モンスターハウスはおおむね全床の罠チェックをする方が多いかと思います。モンスターハウスは罠の数がとても多いですし、罠の中には装備外しの罠や太る罠といった有用なものもありますからね。それに、罠のある確率が2%の床と40%の床があったら、罠チェックをする価値も大いに変わります。

 ただ、階段を降りたらモンスターハウスの中だった、高飛び草や混乱の巻物もなくて通路に下がらないとやられる、悠長に罠チェックしてるとやられる……といった、リスクは高いが罠チェックせずに動かざるをえない時もあります。まぁ、ちんたら罠チェックしてたら負け確だけど、勇気を出して歩けば致命的な罠を作動させない限り生き延びられる、みたいな状況なら、そりゃ歩きますよね。リスクというのは相対的なものですから、50%負ける選択があっても他の選択肢が80%と100%だけなら、50%は相対的に安全な選択になります。

 要するに臨機応変ということなのですが、まぁリスク評価と「どの程度まで手間をかけるのが、自分にとって我慢できる範囲か?」というところの個人差もありますから、一概には言えません。しかし、指標はあります。それを元に、自分なりの罠チェックの基準を確立するのが肝要だと思います。
 期待値的に完璧で正しい罠チェックの仕方があったとして、それが遊んでいてつまらないものなら、そんなものはやる意味がありません。罠チェックはダルすぎるけど罠踏んで冒険終了は許せる、という方なら罠チェックなしでもいいでしょう。

 プレイヤーによって最適解は異なりますが、それは普通に進めているだけでは見つけられないかもしれません。いろんな情報をもとに、自分なりの最適解を考えてみるのはいかがでしょうか。わたしも自分にとっての最適解を探り探りしながらシレン6を遊んでいます。

 余談です。
 「素振りで罠チェックしても勢い余って歩いちゃって踏むんですけど!これなら罠チェックしない方がマシ?」と思う方もおられるかもしれませんが、実はそうでもありません。
 シレンシリーズでは、見えない罠を踏んだ時は高確率で作動しますが、見えている罠を踏んだ時はあまり作動しません(ただし、足元コマンドから踏んだり、アイテムを罠の上に落とした場合は100%作動します。あくまで歩いて踏んだ時に作動しにくくなっています)。
 アスカでは見えない罠の作動率75%、見えてる罠の作動率25%とかだったと思いますし、シレン6でも見えている罠は明らかに作動しにくいので、罠チェックで罠を露出させるだけでも半端ながら罠対策にはなります。まぁ踏まないのが一番ですけどね。

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 また、「罠探りの棒」という武器は、一振りで3×2マスの罠チェックができるので、それを武器に合成するのもありです。箒の形をしていて魔女みたいでかわいいので、わたしは金神器のものを持ち込みありダンジョン用のメイン武器にしています。金神器の罠探しを引いたのが運命なのか固定なのかはよく分かりませんが、いずれにしても気に入ってます。
 シレンのスキンも銅や銀だけでなく、かわいいのがあると嬉しいですね。ピンクゴールドとか……ではなく、アスカとかそのあたりです。スパイク・チュンソフトさん、アスカスキンをDLCでどうですか?

 それでは、また。

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