風来のシレン6 ファーストインプレッション(~とぐろ島)

 シレン6、買いました。

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 そして、とりあえず最初のダンジョンであるとぐろ島を初見クリアしました。
 運がよかったのか、シレンジャー……としての経験が活きたのか、分かりませんが、まぁ運はよかったんだと思います。何度も睡眠罠で命を落としかけつつもなんとか生き長らえ、最終フロアでも復活の草を使い切って瀕死になりながら突破しました。
 なので、感覚的には容易かった気はしないんですが、まぁわたしが初見クリアできているので易しめになっているんじゃないかなとは思います。そもそも最初のダンジョンですしね。
 そんなわけで、シレン6への第一印象というか、「とぐろ島クリアまでに抱いた印象の羅列」を書いてみたいと思います。まだまだ遊びますけれども、まぁとりあえずということで。
 
・「蛇頭山」という名称
シリーズの傑作・アスカ見参のオマージュ感があって、シリーズプレイヤーはちょっと嬉しくなる要素ですね。
アスカ見参の最終ダンジョンの名前が「白蛇島」であり、蛇頭山を登るダンジョンだったんです。山を登るダンジョンなので、落とし穴に落ちても次のフロアに行けないのが、いわゆるもっと不思議枠のダンジョンとしてはちょっぴり異色でしたね。
ところで、余談ですがもっと不思議枠の最終ダンジョンの名前でわたしが一番好きなのは、原点にして頂点「フェイの最終問題」です。「フェイの問題」という不思議のダンジョンのパズル問題が前振りとしてあって、不思議のダンジョンにまつわる本当の最終問題はすべてが未識別の最難関ダンジョンそのもの、という風情があって素敵ですよね。

・グラフィックはそこそこ

これは発売前から分かっていたことですが、2024年のゲームとしてはグラフィックがそこまで綺麗じゃないような気もしました。別に汚いわけではないんですが、粗いというか、ちょっとポリゴン数が少ないというか……
まぁ、綺麗に越したことはないんですが、そんなに気になりませんでした。前作はDSですしね。
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 ここは綺麗で好きでした。

・ちから最大値10で腕輪を2つ装備できるようになる?

最初から腕輪を2つ装備できるんじゃなくて、条件があるっぽいですね。
ちからが10になると同時に2つ装備できるようになったので、おそらくはちから10が条件かな?と思います。その後敵にちからを9まで下げられましたが、2つ装備できなくなったとは表示されませんでした。ただ、そもそも1つも装備してなかったので実際どうなのかはよく分かりませんが……
なんにしても、面白い調整だと思いました。ちから偏重すぎるのも面白くないですけど、ちからを上げるより武器の修正値を上げた方が総合的にはいいというバランスだった場合に、ちからを上げるメリットとして出てくるわけですし。よさそうな調整だと思います。

・テーブルマウンテンを思い出す
 うまく表現できないんですが、遊んでいる感じどことなくテーブルマウンテン感がありました。より正確に言うならこばみ谷感でしょうか。
 登場モンスターから来る部分かもしれませんし、あとは瀑布湿原っぽさを感じる階層とか、道中の村とか、札が無いとか……うーん、うまく表せないんですが、なんだかテーブルマウンテンを思い出しました。まぁ、シリーズは毎回こんな感じのような気もしますけどね。
 テーブルマウンテンというよりも、久々にシレンシリーズのストーリーダンジョンを遊んだからそう感じるだけかもしれません。武器や盾をあまり強化できない持ち込み無しプレイだと、中層から敵の強さに追いつけなくなってアイテムを消費して進むことになる、みたいなところとか。初代シレンでも瀑布湿原あたりからは駆け抜けるプレイになりがちでしたね。
・マゼルンどこ……ここ……?
 ついにマゼルンに会うことはありませんでした。
 合成用に色んなアイテムを持ち歩いてたんですが……
 まぁ、中層からは駆け抜け気味だったので、たまたま会ってない可能性は大いにあると思います。マゼルンがいると確信できないフロアで待つのもジリ貧ですしね……
 ちなみに合成の壺も拾えなかったので、合成なしのカタナ+2と鉄甲の盾+5で進んでました。中層以降の敵がカチカチでしんどかったですね。
 マゼルンや合成の壺、とぐろ島で出るんでしょうか? 初代シレンではイベントを進めないと合成の壺が解禁されませんでしたが……
・フィールドマップが好き
 ただダンジョンを潜るだけじゃなくて、ちょこちょこ区切りが入ってフィールドマップみたいなのが出てくる(マリオワールドみたいな)のがよかったです。雰囲気的に。
 不思議のダンジョンって、長い旅路を冒険していると言われても、各フロア間は階段で移動するだけなので、あまり各階層が繋がっている感じがしないんですよね。ただ、全体図としてのマップを表示してくれることで、ちゃんとマップ同士が繋がっているような気が(マップが無いよりは)するので、そこが個人的に好きでした。
 
・デッ怪とはなんだったのか+新要素と新鮮さについて
 避けて通っていたので、デッ怪に対する印象は特にありませんでした。
 また、ドスコイ状態にもなっていないので、そこもあまり分かっていません。プレイフィールがテーブルマウンテンっぽい、もといこばみ谷っぽいと感じるのは、その辺のせいかもしれません。新要素にあまり触れていないから、という。
 なんとなくなんですが、作品全体としてシリーズ前半のシレンに寄せている感じがするんですよね。お札がない、夜がない、モンスターも新しいのはいますが、懐かしい顔ぶれが多い印象もありました。マスターチキンとか久しぶりすぎて涙が出ますね。(初代とGB2およびそのリメイクにのみ登場)
 まぁ、シレン自体が14年ぶりのリリースなので、過去作に寄せても「またかよ」みたいなマンネリにはなりにくいでしょうし、鳴り物入りの新要素である「夜」は実際賛否両論というか、否定意見の方が多い印象でしたからね。
 ただ、今にして思えば「夜」が新作感を大いに形成していたところはあったのかな、と思います。わたしとしては夜は好きじゃなかったですし、今作も別にマンネリとは思わず今のところ傑作だと感じていますが、たしかに新要素のインパクトの大きさという点でいえば「夜」はすごかったな、とは思います。まぁ、わたしは6に「夜」がなさそうで安心しましたけどね。
 もっとも、これからもっとデッ怪をはじめとした新要素がフィーチャーされてくるのであれば、そこでやはり真新しさ、新鮮さを味わうことになるのかな、とも思います。
 あと、わたしは札もあまり好きじゃなかったので、札が消えてるっぽいのもちょっと嬉しいところです。使用回数0の杖もそうですが、必中じゃない打開系アイテムってどうも信用ならないところがあって、あまり好きになれないんですよね。矢は構いませんよ。通常攻撃の延長線上なので。
 ……なんだか、好きじゃないものばかり書いていて、ちょっとヤな奴っぽいですね。いちおうバランスをとるために好きなものも書いておきますと、わたしは必中の剣と百発百中の腕輪が好きです。あと昼の盾も。
 必中の剣、「ダメージ期待値の上昇率は5%程度だから弱い」みたいに言われることもありますが、強いのはそこじゃないんですよね。
 たとえば、1マス空けた先に「ゲイズ」がいたとします。今のレベルとちからだと、木の矢2発か、木の矢1発+通常攻撃で倒せます。武器に必中の剣が合成されていない場合、木の矢を1発撃って当たったとしても、隣接して通常攻撃をするターンに、どうしても「通常攻撃を外して催眠攻撃を受けるリスク」が生じます。それを強く警戒するなら、封印の杖や鈍足の杖といったアイテムを使用せざるをえません。
 しかし、必中の剣が合成されていれば、矢が当たった時点で次の通常攻撃で確実にゲイズが倒せるため、アイテムを消費しなくてよくなります。「確実に特殊能力を受けずに倒すには何かしらのアイテムを使わないといけない状況」が「矢が当たりさえすれば矢1本の消費だけで特殊能力を受けず確実に倒せる状況」に変わるんですね。不思議のダンジョンにおいてアイテムを節約できることの重要性を考えると、わたしには必中の剣が弱いとは思えません。
 ……という、なんだかだいぶ横道に逸れた余談になりましたが、シレン6にも必中の剣はあるんでしょうか?
 初代やアスカ見参では珍しい方とはいえ普通にダンジョンで拾える武器の1つだったんですが、3以降は高難易度ダンジョンのクリア報酬みたいな「伝説の武器」めいたポジションとして登場することが多くて、シレン6でもそうなのかも?と思っていたりもします。個人的には最終問題系のダンジョンで拾えた方が嬉しいので、そうでないことを祈っています。
・シリーズ恒例のアレ
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シレンジャーの嗜みですね。
 フロア構造的に四方から敵が来て危ないので、持ち物を全部売らずにしましたが、いま思えばちゃんと全部売ってからすればよかったですね。
 ちなみに金縛りの杖と場所替えの杖を持っていたので、簡単にできました。
 ローグライクの泥棒、店主や番犬があり得ないくらい強いためハイリスクでありながら、お店の商品を全部手に入れつつ自分の持ち物も全部売ってから泥棒することでお金も増えるというハイリターンがあり、ゲーム的にはとても面白いんですが、「泥棒が楽しい」というのは語弊がありすぎますし情操教育上どうなの?みたいなことを思われるかもしれないので、ちょっと言いづらい部分です。
 まぁ、FPSで銃を撃ちあっているからといって現実世界で銃を撃ちたいというわけではない、ミステリー小説が好きだからといって現実世界で体験したいとは思わない、みたいなところで納得してもらいたいところですね。
 ……という感じです。
 本当に思いつくまま書いたので、なんともとりとめのない感じになってしまいました。
 とりあえず、今のところのわたしの評価としては「楽しい、買ってよかった」になります。
 まぁ、まだ序盤もいいところだと思いますから、更に楽しんでいきたいと思います。このファーストインプレッションなら続きも大丈夫なんじゃないかな、と期待しています。とりあえず、デッ怪絡みの新要素をもっと色々見たいですね。あと、名前しか聞いていないドスコイ状態も。
 それでは、また。
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経験値500もらえたら面白いなと思いました。(初代シレンの山頂の町みたいに)

※本記事の画像はスパイク・チュンソフトの風来のシレン6からの引用です。

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