わたしが原神をはじめた理由

最近、わたしは「原神」というゲームを遊んでいます。
わたしはオープンワールドが好きで、「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」は2周しましたし、「スーパーマリオサンシャイン」がオープンワールドとしてリメイクされないかな、とかありえない願望を持っていたりしました。
「ならやればいいじゃんオープンワールド」とお思いかもしれません。ダークソウル、スカイリム、グランドセフトオートと、世の中にはオープンワールドの面白いゲームがいっぱいあるらしい、というのはわたしも知っているところです。
でも、わたしはちょっと難儀な性格というか、オープンワールドなら何でも遊びたい、という性質ではありませんでした。
世界観がほどよくファンタジーというかメルヘンというか、和やかというか、アニメ調というか……分かりやすくいえば、マリオやカービィのような世界観でオープンワールドが遊びたかったんです。
小学生の頃、そういったゲームの世界に住めたらどんなにいいだろう、と何度も妄想していました。
いえ、語弊がありました。今でも空想しています。夢の世界の住人になれたらと。

前置きが長くなりました。
原神は、アニメ調の世界でオープンワールドのアクションゲームが楽しめるという、稀有なゲームです。
わたしからすれば待望の、他にない、オンリーワンのゲームでした。
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド(BoW)に影響を受けたと開発者も語っており、特に序盤はBoWっぽさがけっこう強いです。
ただ、BoWの劣化コピーでは決してなく、元素反応を軸にした4人パーティの戦闘や、色んなキャラクターの関わるストーリーなど、原神ならではの味があります。
そんな原神の魅力を、思いつくまま書いていきたいと思います。
基本的には原神を知らない方向けの記事になりますので、既にプレイされている方は「そんなの知ってるよ」となるかもしれません。ご容赦ください。


・広大で彩り豊かな世界

原神の舞台、テイワット大陸は七つの国が治める場所です。
それぞれの国は現実の国々をモチーフにしており、それぞれが個性に満ちています。
冒険の始まりは、自由の国「モンド」。ヨーロッパの国をモチーフにしています。ドイツだったかな? 洋風の建築が素敵です。
2つ目は、契約の国「璃月(リーユエ)」。中国をモチーフにしています。商売が盛んな大国です。
3つ目は、永遠の国「稲妻」。我らが日本をモチーフにしています。桜の国だからか、ピンクや紫が目に入る、独特の色味です。
4つ目は、知恵の国「スメール」。エジプトモチーフだった気がします。砂漠地域と森林地域に分かれる、広大な国です。
他にもありますが、とりあえずはこのくらいで。
それぞれが特色ある世界で、冒険のしがいがあります。オープンワールドってやっぱりいいですね。

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△時には空を飛んで、広大な世界を探索します。

・魅力的なキャラクター
原神には魅力的なキャラクターが種々います。
七国それぞれにキャラクターがいて、仲間に加えて冒険することができます。
原神を遊ぶにあたって、世界を冒険したい!というのも大きな動機ですが、お気に入りのキャラクターを使いたい!というのも立派な動機だと思います。
ちなみにわたしも、上の方でファンタジーでメルヘンなオープンワールドだとか書きましたが、なんだかんだでキャラクターはとても大きな動機になりました。そもそも、キャラクターも世界の一部ですしね。

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わたしがお気に入りのキャラクター、七七(ナナ)
七七が使いたくて原神を始めた、みたいなところも30%くらいあります。
璃月のキョンシーで、氷元素の回復キャラです。回復力がとても高く、序盤すごく頼りになりました。

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日本モチーフの国「稲妻」の浪人、楓原万葉(かえではら かずは)
侍なのでアタッカー、と思いきや優秀なサポーターで、風を巻き起こし敵を一ヵ所に集めるのが得意です。
稲妻のキャラクターは納刀モーションが凝っていてかっこいいです。居合のモーションも多く、こだわりを感じます。

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璃月の葬儀屋「往生堂」の主、胡桃(フータオ)
自分のHPを削って高い火力を出すアタッカーです。元素爆発(必殺技)で幽霊を振り回す破天荒な子です。
槍を手に、至近距離で突進攻撃を繰り返して、敵を滅多斬りにするのが爽快な炎元素のインファイターです。

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スメールにある学術組織・教令院の学者、アルハイゼン
戦闘中、特殊な「琢光鏡」を3枚まで持つことができ、枚数に応じて強くなります。琢光鏡は生成条件と消費条件が複数あり、複雑です。
テクニカルな草元素アタッカーで、高いポテンシャルを上手に引き出すため行動を組み立てるのが楽しいです。

他にもいろいろと魅力的なキャラクターがいますので、公式サイトを一度見てみてください。


・シンプルながら奥深い戦闘

原神は3Dアクションゲームですが、アクションに不慣れな方でも簡単に遊べます。
その理由が、1つは技の少なさです。
ボタンを連打すると自動でコンボになる「通常攻撃」
通常攻撃ボタンを長押しすると出る、スタミナを消費して放つ強めの「重撃」
再使用までクールタイムが必要なものの、特定の元素を持つ強力な「元素スキル」
元素粒子を溜めてゲージをMAXにすることで放てる超必殺技の「元素爆発」
戦闘中に使う技は、基本的にはこの4種類だけです。あとはダッシュしたりジャンプしたり、ですね。
アクションゲームが難しい理由の1つに、技が多すぎてどれを使っていいか分からない、というのがありますからね。技が少なければ、行動の組み立てもある程度しやすくなります。
ただ、アクションゲームの得意な人はこれを見て、「物足りないんじゃない?」とお思いかもしれませんが、そんなこともありません。
原神は4人のキャラを1つのパーティとして組み合わせて戦うものなので、キャラクター1人1人がやることはそこまで難しくなくても、4人の組み合わせ次第では行動の組み立てが複雑になり、プレイヤーの技量が試されます。そして、アクションゲームの苦手な人は、そんな難しいパーティは使わなければいいわけです。
たとえば「往生夜行」は、胡桃・夜蘭・行秋・鍾離の4人を組み合わせたパーティです。このパーティは非常に強いですが、各キャラの元素スキルや元素爆発を順番に使った後、胡桃の通常攻撃と重撃で畳みかけるだけです。シンプルな手順で爆発的な高火力を出せるので、初心者向けの使いやすいパーティといえます。
一方で、「神鶴万心」は、神里綾華・申鶴・楓原万葉・珊瑚宮心海の4人を組み合わせた凍結パーティです。このパーティはバフや元素反応の性質から、行動の組み立てがやや複雑です。凍らせた敵を一ヵ所に集め、神里綾華の元素爆発で一網打尽にするんですが、少し手順を間違えると火力が大きく下がりがちで、ポテンシャルを引き出すのが難しいパーティです。
原神には色んなパーティがあり、難易度もそれぞれなので、好きなパーティを使っていけます。ゲーム自体の難易度はあまり高くないため、多少下手だったり、環境から外れた独創的なパーティであっても、十分使える余地があります。
まずは簡単なパーティから始めて、慣れてきたら難しいパーティに手を出してみる、みたいな試みもいいかもしれませんね。

・独自のシステム「元素反応」
原神の戦闘における特徴的な要素が、元素反応です。
原神の世界には炎、水、氷、雷、風、岩、草の七元素があり、それぞれが組み合わさって特殊な反応を起こします。
たとえば、水+氷で凍結、炎+水で蒸発、雷+草で激化……といった具合です。
それぞれのキャラクターが持つ「元素スキル」は、敵に特定の元素を付着させることができます。
水のキャラクターで敵に水元素を付着させた後、氷のキャラクターに切り替えて敵に氷元素を付着させると、水+氷で「凍結」の元素反応が起き、敵が少しの間凍って動けなくなります。このように、リレー形式で元素スキルを当てることによって、元素反応という「コンボ」を起こせるわけですね。ゼノブレイドシリーズをご存じの方は、崩し転倒気絶やブレイドコンボ(超電気分解とか)のようなもの、と思ってもらえると分かりやすいかもしれません。
これら元素反応はダメージを増幅したり、強く吹き飛ばしたり、動けなくしたりと強力で、上手に活用することで戦闘を有利にすることが出来るため、元素反応のことを考えながらパーティを組んだり、戦闘中に元素反応をうまく起こそうと試行錯誤するのが楽しいです。

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△水+氷で「凍結」の元素反応。敵の動きを止めるだけでなく、水場では足元の水も凍ります。

・作りこまれたストーリー
原神はRPGらしく、ストーリーもしっかりと作りこまれています。
オープンワールドだと、探索メインでお話はオマケ、アイテムの説明や残された手記などから背景となる物語を察する……という形式もあり、それもまた味があっていいと思いますが、原神は原神でムービーなどがしっかり入って、ストーリーが詳しく語られます。
特にスメールの魔神任務(本編)や間章の険路怪跡などが面白いと人気です。また、キャラクターごとにスポットライトを当てた「伝説任務」というのもあり、わたしは楓原万葉や宵宮の伝説任務が好きでした。
……まぁ、ストーリーについては詳しく書いてもネタバレになりますので、このくらいで。

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△人気の「険路怪跡」、わたしも好きです。このムービーのくだりとか。

・オンラインのゲームだけど、基本的にはソロのアクションRPG
原神はスマホでも遊べるゲームですが、基本的には一人用のアクションRPGと考えて差し支えないと思います。
友達や知り合いと同じ世界に入ってマルチプレイ、というのはありますが、ゲーム内にプレイヤー同士で競う要素がほぼないため、感覚的には家庭用の、いわゆるPS5やSwitchのRPGとそこまで変わりません。
まぁ、そうは言っても買い切りのゲームではないため、キャラクターを手に入れるためにガチャを回す必要があったり、ストーリーが徐々に追加されていったりしますが……
ストーリーの話をするならば、原神は少なくとも7つの国を旅するゲームであり、今のところ1年に1つの国が実装されています。開発からは10年計画(2023年現在で4年目)とも言われています。
世界的にも人気のゲームですので、すぐにサービス終了するということは考えにくいですし、同じ開発の「崩壊3rd」は2016年に始まって2023年現在でもアップデートされており、長期運営の実績もあります。
「4年目に入ったゲームを今更始めて大丈夫?」と不安になる必要はありません。そもそも競う要素がほぼないので、古参になかなか追いつけないのを気に病むことはありませんし、近いうちにサービス終了する見込みも薄いため、安心して始められるゲームかな、と思います。

他にも色々と原神の魅力はあったと思いますが、とりあえずこんなところで。
課金の詳細とか、序盤の進め方とか、そういった事柄についても追々書いてみたいと思っています。
よければそちらも読んでもらえると嬉しいです。

genshinguideA5

※この記事は、「原神初心者ガイド」の1つです。よければ他の記事もご覧ください。

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