NTEが最高にオススメな理由【Neverness to Everness】


 NTE(Neverness to Everness)の共存テスト(クローズドベータテスト)に当選したので、2026年2月に参加してきました。体験記はこちら
 こんな時期に限って週休0~1日の超繁忙期だったんですが、2週間で35時間プレイし、めちゃくちゃ気に入ったわたしは「絶対に正式リリース初日からやる!」と思うに至りました。
 また、NTE共存テストの体験を振り返りがてら、NTEを強くオススメしたいと考え、本記事作成に至りました。
 よければ見ていってください。画像はタップやクリックで拡大できます。


現代日本風都市でのオープンワールドが楽しい


 NTE、現代日本をモチーフにしていると言われています。
 秋葉原っぽい場所があったりとか、日本のアニメに登場した有名な場所が参考にされていたりとか、電柱がにょきにょき生えていて桜が舞い散っているとか……色々と「和」を感じます。



 まぁ、中国のゲームなので看板は日本語ではなく中国語ですし、車は左ハンドルで道路も右側通行なので、あくまで日本の都市ではなくヘテロシティという架空の都市ではありますが、それでも日本人にとっては馴染み深い景色がたくさん見られるのではないかと思います。
 原神の稲妻が好きとか、鳴潮の穂波が好きとか、日本が舞台の場所がゲーム内に登場するのが好きという方には、とても合っているゲームだと思いますね。



 わたしは現代日本が舞台のゲームが大好きで、特にアニメ調のオープンワールドで遊んでみたいと思っていたので、クリティカルヒットでした。待ってました!という感じでした。
 別に現代日本が舞台のゲームはNTEだけではないんですが、オープンワールドではなかったり、アニメ調ではなかったり、東京の再現だったりで、微妙に刺さらないものが多かったんですよね。
 東京が嫌いなわけではないんですが、「現実の都市を再現しました!」ではなくて、「現代日本っぽい架空の都市を作りました!」の方が嬉しいんです。もちろん、NTEがモチーフにしているアニメの景色も多くは現実の場所が元ネタなんですが、細かくパッチワークしているならそれはそれで別物ですからね。




 なお、NTEはGTA(Grand Theft Auto)の影響を受けていると言われています。
 なので、現代日本っぽい都市の中でその辺の車を奪ったり、指名手配されたり、逮捕されたりすることができます。マッポ駆け回る末法の世です。
 まぁ龍が如くとかAkiba’s Tripとか、現代日本の町の中でストリートファイト的なサムシングを行うゲームはありますけどね。アニメ調かつ無辜の一般市民を車から引きずり出して奪取したりできるのが新鮮でした。まぁ、あまりそういう遊び方を率先してやっていたわけではないですが。



 なお、赤信号ガン無視で走ろうと、制限時速50km/hの道を140km/hで爆走しようと指名手配度は上がりませんし、通行人を轢いたり電柱やガードレールを破壊したりしてようやく微増する程度で、実際のところ意図して反社会的な行動をしようとしなければ指名手配には至らない印象でした。
 通行人を執拗に滅多斬りにするとか、警察官にストリートファイトを挑むとかですね。



 
 ちなみに、逮捕されると監獄へと送られます。
 脱走を図ったり、模範囚として労務に励んだり、他の囚人とコミュニケーションしたり、色々できます。自由なゲームですね。



 
 地味ながら個人的に嬉しかったのが、「シームレスに出入りできる施設が割とある」ということでした。
 オープンワールドのゲームで個人的にがっかりな要素の1つが、「世界は広いが家には全然入れない」です。
 この世界が本当に存在して、自分がその世界の一員であるならば、民家はともかく、誰でも入れるようなお店や公共施設については入れるはずなんですよね。そうでないと、いくら精巧に作られていても作り物っぽく感じてしまうというか、ちょっと興ざめしてしまいます。



 ただ、そんなNTEもマップの辺縁あたりになると、台詞のあるキャラや入れる施設も減ってくる感じではありました。さすがにベータテスト時点でイベントまで満載とはいかないと思いますし、アップデートで辺縁部の密度もどんどん上がっていってくれると嬉しいですね。



 懸念点を1つ挙げるとすれば、現代日本風の都市型オープンワールドであるがゆえに、オープンワールドでの雪山や砂漠といった地理的な乖離が大きい場所は出てこない可能性が高そう、ということです。異象空間でならあるいは、ですが。
 もっとも、「都市型オープンワールド」と銘打たれているのに雪山や砂漠を求めるのは無いものねだりというかカテゴリーエラーというか、「スーパーマリオサンシャインで雪山ステージを遊びたい」と主張するようなものというか……筋違いな感じはするんですけどね。異象が何とかしてくれないでしょうか……




異能・異象が登場する世界観が、ちょっぴりホラーで刺激的


 NTE、世界観や設定が面白いと思います。
 世界に異象アノマリーと呼ばれる様々な超常現象が生じており、それに対処するのが公式の「異象管理局」であり非公式の「異象ハンター」です。主人公の鑑定士は異象ハンター事務所「骨董品屋エイボン」に所属する異象ハンター、ということになりますね。
 異象については、物品も生物など様々で、いわゆる「呪物」や「怪異」「妖怪」などの感覚に近いです。
 設定的にはSCP財団(超常現象をテーマにした創作を行う共同創作コミュニティ)が下敷きになっていると推測されます。現実乖離指数ヴェルテハイモー値など近い概念があったり、「収容」「アノマリー」など用語の共通点も見られたりします。



 NTEはアクションRPGなので、厄介な異象に相対した時も、多くの場合は「戦闘」を行うことになるのですが、異象による事件は必ずしも戦闘によって解決するわけではありません。
 異象には奇点と呼ばれるキーポイント、すなわち弱点があります。そこを攻略することによって異象を「排除」し「収容」に至ることができるので、展開次第では奇点の捜索に血道を上げることになります。
 バトル漫画なんかでも、敵の能力を探りながら攻略法を考える展開って、楽しいですよね。




 また、主人公の鑑定士など、超常的な能力を使える人たちは異能者と呼ばれます。
 異能については、おそらく「1人1能力」を原則とし、限られた能力を他の異能者や異象との組み合わせによって活用するという、異能バトルものの物語でよく見る王道の設定なので、遊んでいて理解しやすく入り込みやすいように感じました。
 共存テストの範囲で登場した異能だと、「物品を複製できるが、72時間で消えてしまう」「物体を分解再構築できるが、自身が構造を理解している物体に限られる」あたりだったでしょうか。おそらく時間絡みの異能や電気絡みの異能もあるんですが、わたしが見聞きした中でしっかり説明されたのはこの辺だったと思います。



 なお、異象については、呪物や怪異っぽいだけあって、ホラーな部分があります。
 ただ、本気で怖がらせに来ているホラーゲームというよりは、ホラーゲームっぽい雰囲気が味わえる軽めのホラーテイストという印象を受けました。
 ちょっと例を挙げてみようと思います。




 8番のりばを彷彿とさせる、無人の電車の中です。

 赤い霧が立ち込めているのが不気味ですね。ゆっくりと歩いて進んでいくことになります。
 ここだけ主観視点になるので、本当に8番のりばっぽいです。ちなみにここは強制主観視点ですが、ここ以外でもNTEではキャラの主観視点への切り替えが可能です。さすがに戦闘中は飛んだり跳ねたりするせいか、主観視点にはできないようですが。




 色調の反転した異空間で、黒いニコちゃんマークに監視されるナナリ。

 こういう視覚的なホラー要素もあるにはあるんですが、直球の表現――たとえば「目玉の飛び出したゾンビ」みたいな――はなかったと思います。見た目の怖さで急にびっくりさせてやろう!みたいな感じではなくて、どちらかというと雰囲気で怖がらせようとしている印象を持ちました。
 なお、音についてはジャンプスケア(びっくりホラー)的な要素もあったと思います。ただそれも別にそんな怖くはなかったです。




 クマのぬいぐるみを調べたら首がぽとりと落ちました。

 ここは割とホラー要素強めだった気がします。ただおそらくサブイベントなので、別にストーリー上やらなくても問題ないと思いますね。
 メインストーリーだとホラーっぽい場面でも基本的に仲間が一緒にいて賑やかなので、明るい声が聞こえてきてあまり怖くなかったりするのですが、このサブイベントについては(画像では早霧を操作していますが、設定上)鑑定士1人で進むので、明るい会話もなく、よりホラーな雰囲気が味わえます。



 ……という感じです。
 上の画像は、あまり怖くなさそうな場面を選定したとかではなく、視覚的なホラー要素がなるべく強めの場面をピックアップしたつもりです。それでこのくらいなので、おそらく万人向けにするため意図的に抑えられているのではないでしょうか。
 なので、ホラーが苦手な方でも楽しみやすいように思いますし、逆に言うとガチガチのホラーゲーム好きには物足りないかもしれないとも思います。ホラーゲームとして遊ぶというよりも、オープンワールドアクションRPGの中にあるホラー風の味付けを楽しむ、みたいな姿勢の方がいいかもしれませんね。



 個人的にはもう少しホラー要素強めの部分があると嬉しいので、メインストーリーはともかく、サブイベント系ではガッツリ怖がらせにくるところがあると、なおいいですね。
 もっとも、共存テストも35時間やっただけで、全然遊び尽くせてはいないので、ひょっとしたらもうあるのかもしれませんが……正式リリースを楽しみにお待ちしています。




 なお、途中で出てきた主観視点ですが、主観視点で下を向くと操作キャラの体が見えます。画像はわたしが自認早霧だった時のもの。
 主観視点はカメラがけっこう揺れて、人によっては酔うかもしれませんが、揺れの強さはたしか設定で変えられたと思います。わたしも揺れは少し小さめにしていたはずです。




キャラクターが魅力的で、関係性も◎


 NTEのキャラクター、とても生き生きしており、魅力的です。
 主人公の鑑定士は物語の序盤で、骨董品屋エイボンに所属することになるんですが、エイボンの従業員たちはみんな魅力的で、共存テストの段階からもう好きになってしまいました。もはや自認エイボン従業員です。



 まず主人公の鑑定士ですが、けっこうな常識人です。
 この手のゲームの主人公って破天荒というか、型破りで自由な人物が少なくないようにも思いますが、NTEは主人公が家を買ってそこに住んだり、町中をツーリング・ドライブして楽しんだりと、セカンドライフ的な要素というか、プレイヤー=主人公的な側面がやや強めなためか、比較的当たり障りのない人格になっているように(現状)感じます。



 これはキャラが立っていない、没個性的であるとも言えるかもしれませんが、逆に言うとプレイヤーの投影のはずの主人公が、自分の意に反する行動をしてしまって感情移入できなくなるという、ゲームにありがちな問題点が生じにくくなっている、ということでもあるように思います。そこはトレードオフでしょうね。
 わたしはNTEの常識人主人公、好きです。仲間の常識破りな行動に対して、困ったように笑っていたりして。欲を言えば、もうちょっと頭身が低いとより好みでしたけれども。




 また、主人公は記憶喪失なのですが、この記憶喪失設定はあくまでプレイヤーと同じ視点を持たせて感情移入しやすくするためのものであり、「実はすごい経歴とすごい能力を持つ、この世界の超重要人物だった」という貴種流離譚ないし強くてニューゲームな目的のためではないように感じました。(共存テストの最新ストーリー時点では)
 現状、主人公の鑑定士って、「異象に対する感知能力が稀少で特殊」というだけで、実務的には「骨董品屋エイボンの期待のルーキー」程度なんですよね。
 エイボンの他の従業員より明らかに強いという描写もありませんし、序盤の異象絡みの事件も、鑑定士が解決に協力した程度で、「鑑定士がいなくても解決しただろう」とか「鑑定士がいないなら別のやり方でなんとかなったろう」みたいな印象でした。(歴戦の異象ハンター事務所がいきなりルーキー頼りだったら逆に当惑しますが……)



 これも好みの問題だとは思いますが、わたしはこのくらいの立ち位置が好きです。
 ストーリー序盤から「世界の問題解決のための超重要人物」「宇宙平和のリーダー的存在」みたいになるのも、まぁそれはそれで面白いと思いますが、ちょっと恐縮してしまうというか。等身大の小市民がわたしの性に合っているように思います。
 あと「先輩、お久しぶりです」「記憶をなくす前のあなたの生徒でした」「かつての戦友と会えて嬉しいよ」みたいな、既存の関係性が出てくるシチュエーションも、好みが分かれるところかなと思ったりします。
 視点的には記憶のない主人公と同じではあるものの、定まった過去が出てくるということは、やはり少し「主人公=自分」からは離れてしまうように思いますから。もちろんそれはそれで、主人公という1人のキャラクターの物語としては深みが出てきたりするのですけれど。



 また、この手のゲームでたまに俎上に載るのが「キャラ同士の関係性の描写」です。
 つまり、主人公と他のキャラクターという1:1の関係性ばかりが描写され、他のキャラクター同士の描写が不足しているのはよくない、という指摘を見ることがあります。
 これも良し悪しというよりも好みの問題かと思いますが、わたしもキャラの関係性はしっかり描かれている方が嬉しいです。その方がキャラが本当にその世界で生きているように感じるので。



 NTEについては、その点もあまり問題ないのではないかと思いました。
 たとえば、かなり序盤から「タギドとナナリが喧嘩して、タギドが骨董品屋エイボンを辞めて異象管理局に転職すると言い出す」サブイベントがあります。





 なんだかナナリの口調に若干不安を覚えますが、どうも特撮ヒーローの番組の件で喧嘩しているようでした。
 まぁ、このイベントもタギドとナナリの人間関係(?)をねっとり掘り下げるという感じではなかったものの、少なくとも鑑定士ではない2人の人物(?)の関係性が主題となっていたわけで、「主人公との関係性ばかりが描写され、他のキャラ同士の関係性がなおざりになるかも」という懸念は杞憂のように感じました。



 共存テストの範囲だと、タギドの初恋イベントが個人的に好きでした。上の画像でも出ている「タッコ」さんとの話ですね。これもサブイベントだったと思います。
 楽しい話なので、特に削除等されていなければされていないと思いますが)、正式リリース後にぜひ遊んでみてほしいです。わたしはこのナナリとの喧嘩の話と、タッコさんとの初恋の話で、タギドが好きになりました。




時に愉快で時にシリアスな、緩急のある物語


 世界観の項目で書きましたが、NTEは異象関係がちょこちょこホラーテイストです。
 異象自体が呪物や怪異の性質を有しており、人間に危害を加えうる存在ですからね。その辺の道端で遭遇することのある雑魚の生体異象バイオアノマリーですら、異能者でない一般人からすれば大いに脅威でしょう。
 ただ、物語全体として暗いということは決してなく、基本的に普段の雰囲気は底抜けに明るいです。


 
 この手のアニメ調アクションRPGって、けっこう暗い世界の話も多いんですよね。世界が滅亡に瀕しているとか、人類の勢力圏が縮小を続けて風前の灯火だとか。
 まぁ、世界を救うようなお話が多いため、世界もまた救われるべき態様をしているのですよね。アニメ調オープンワールド流行の先駆けとなった原神のスタッフが「影響を受けた」とインタビューで語られているゼルダの伝説ブレスオブザワイルドもまた、100年前の厄災で世界が滅ぼされかけた後の話でしたし。(原神は割と明るいですが)



 ただ、NTEについては今のところスパイラやコードゼロといった異象は人類に害なす脅威とは思われるものの、差し迫ってヘテロシティに滅亡の危機があるようには見えません。
 なので、ストーリー自体にそこまで切迫感がなく、比較的ゆるめに感じられます。全然違うシリーズですが、ゼノブレイドの初代と2の違いに近いように思います。
 初代は序盤から故郷の村を焼かれ、大切な人を奪われるところから始まる復讐劇なので、全編通してシリアス気味なのですが、2は「そのうちここは人が住める世界じゃなくなりそうだから、新天地を探しに行こう」くらいの感じで始まるので、中盤まではだいぶ明るいんですよね。




 そういう背景もあってか、NTEはとっても明るいです。
 ギャグのノリに若干クセがあるので、慣れるまではちょっと戸惑いましたが、慣れた今はもう癖になっています。
 わたしも第0話の間は「独特なノリだね」と思っていましたが、第1話からはあまり気にならなくなりました。単に慣れていなかっただけなのか、それとも第0話が癖強めだったのかは分かりませんが……




 ちなみにこの手の漫画的表現というか、強めのデフォルメもあって、NTEのコミカルさを象徴しているようにも思います。
 個人的にはこの手の表現あんまり好きじゃないので、少なめだと嬉しかったりもしますけどね。なんだか記号的ですし。もしも現実世界の人間たちがアニメや漫画っぽい見た目だったとしても、こういう目にはならなそうだとか、変なことを思ってしまうので……




爽快感のある戦闘が面白い


「ここで、勝敗を決めよう。」←すき

 NTEの戦闘、爽快感があって面白いと思います。
 ただ、戦闘についてはそんなにやりこめていないので、その真髄を理解しているかといえば否だとは思いますが、まぁファーストインプレッション的な感想として……



 NTEの戦闘は、大まかにはこんな感じです。

・通常攻撃……ボタン連打によって、数段の攻撃を行う。長押し対応技を持つキャラもいる。
・バイレールスキル……キャラの属性に応じた攻撃を行う。強いが一度使うとクールダウンが必要。
・EXレール終結……ゲージを消費して放つ必殺技。強いがゲージMAXでしか使えずクールダウンも必要。
・極限回避……敵の攻撃を引きつけてダッシュすると、スローモーションの無敵状態で回避ができる。
・回避反撃……極限回避後一定時間内に通常攻撃をすると、強化された攻撃を放てる。
・レール反撃……警戒輪が出現する敵の特定攻撃の際、タイミングよく攻撃すると敵の攻撃を弾いて中断させる。
コンビサポートスキル……隣接属性キャラへの交代時、連環値を消費して発動可能な強い技。ブレイク値耐性を多く削る。
・連環値……敵にダメージを与えると溜まる。コンビスキルの発動条件となる。
・ブレイク状態……敵のブレイク値耐性を0にすると、ダメージを与えて一定時間行動不能にする。

 既存のゲームでいうと、鳴潮に近いと思いました。
 バイレールスキルは共鳴スキル、EXレール終結は共鳴解放、回避反撃やパリィも似た仕様で、コンビスキルは協奏スキル、ブレイク状態は不協和状態が対応します。



 なお、コンビスキルについては協奏スキルと違って、どの組み合わせでもいいわけではなく、異能連環という6属性の組み合わせのうち、出場キャラと隣接する2属性のいずれかでないと発生しないようでした。
 ただ、2属性の組み合わせによって追加効果が得られて、一定時間自動で追尾攻撃をしてくれたり、移動速度を下げてくれたりしました。終奏スキルがない代わりに、協奏スキルと原神の元素反応が一体化した感じ、といえるかもしれません。光×霊の創生による追尾攻撃を見ていると、原神の超開花を思い出しましたね。




 NTEの戦闘について、あまりやりこんでいないので言えることは少ないんですが……
 システム的には何かものすごいオリジナリティがあるとかではなさそうでしたが、実績と定評ある鳴潮のシステムに近い部分があるため、「普通に面白そうでは?」と感じました。
 キャラの交代についても、交代した瞬間に交代前キャラが消える原神式ではなく、交代前キャラが攻撃終了まで無敵状態で戦場に残ってくれる鳴潮式っぽかったので、攻撃と同時に交代して交代前キャラと交代後キャラが時間差で同時攻撃を行う「クイックスワップ」を鳴潮同様できるようでした。鳴潮くらい強いかは分かりませんが。
 実際、上の画像でも早霧とナナリが同時に戦場に出ていますね。みんなで戦っている感じがあって好きです。



 ちなみに、わたしはこの手のゲームの武器が好きで、原神の「始まりの大魔術」や鳴潮の「氷華の雅印」、エンドフィールドの「クラヴェンガー」などは見た目だけで使いたくて武器ガチャを回したみたいな部分がありますが、NTEでは武器の見た目は反映されません。これは個人的に残念要素です。
 ゼンレスゾーンゼロのように、武器(にあたる装備)の見た目がキャラの見た目に反映されないシステムです。武器にあたるものも「弧盤」で、ゼンゼロに近いですね。
 まぁ、それはそれで既存の武器種別にとらわれない武器の設定がしやすくはあるのかもしれませんが、ディルックに冷凍魚を持たせて炎の剣技を使わせるようなプレイがNTEではできないと思うと、ちょっぴり淋しいですね。
 なお、弧盤には技を追加するタイプのものもあり、鳴潮の音骸スキルに少し近いものを感じました。




 ちなみに、武器の見た目がないぶん(?)キャラの服装差分というか、見た目変更のスキンはたくさんあって、それはそれで魅力的ではありました。
 ナナリのこの格闘家っぽいスキンは、ナナリの限定ガチャで手に入ります。他のスキンはゲーム内マネーで買えたり、課金要素だったりと色々でした。
 ちなみにわたしはナナリの服装はデフォルトが一番好きです。なぜか眼鏡をかけているのはデフォルトスキンだけなんですよね。別に眼鏡好きというわけではなくて、単に服の見た目が好きなのですけども。ツインテールの委員長っぽいのもよさげですけどね。




スゴロクみたいで楽しいガチャ、すり抜け無し!


 NTEのガチャ、見た目が独特で面白かったです。スゴロクめいていて。
 サイコロを振って、止まったマスに応じて賞品がもらえます。まぁ回した結果の引きの感触としては、原神や鳴潮のガチャと似たような感じでしたが、NTEはすり抜けが無いのが特徴のようでした。
 紫宝箱なら0.2%、金宝箱なら3%でSレアが出るんですが、この時出るSレアは100%、ピックアップSランクキャラのナナリです。恒常Sランクキャラを引くということがありません。



 また、Aレアのキャラについても、ピックアップの3人はそれぞれスゴロク上のマスに止まると引ける一方で、宝箱等からは出ません。宝箱から出るのはSランクキャラのナナリか、そうでなければBランクの弧盤(≒武器)です。
 なので、ピックアップ中のキャラを引きたい!と思ったなら、該当の限定ガチャを回せば引けます。Aランクキャラは運が悪いと沼るかもですが、Sランクキャラは90回のうちには確実に引けます。2回天井を叩く必要もありません。
 なお、ボード上にはSランクキャラ確定のマスもあるんですが、さすがに踏みにくくなっていて、わたしはおそらく300回以上ガチャを引きましたが、そのマスは一度も踏めませんでした。



 また、サイコロを70回振るとボードが大きく変化し、およそ6マスに1マスがSランクキャラ確定のマスになります。なので、わたしは実際90回目でSレアを引いたことはなく、それまでに引けました。この辺はよくある仮天井やpity timerっぽいシステムですね。




 すり抜けないのは良きことである、というのは間違いないと思います。
 ただ、逆に言うと恒常Sランクキャラ集めるのがけっこう大変そうだな、とも思いました。基本的に課金で恒常ガチャ石を買うのは悪手とされていますからね。まぁ、このシステムだと恒常ガチャ石の価値も原神や鳴潮とは違うのかもしれませんが……
 いちおう恒常ガチャを50回引くと、好きな恒常Sランクキャラを1人選んで入手できるんですが、恒常ガチャを引く機会が少なくて限定ガチャでのすり抜けもないとしたら、この選択は割と重要かもしれません。わたしはぜひ早霧と冒険したいんですが、果たして手に入るやら……今から毎晩、素振りをしておきます。



 念のため書いておくと、キャラのレベル上限突破時に恒常ガチャ石がもらえるので、恒常ガチャもそこそこ回せそうな気はしました。原神でお馴染みのシステムですが、鳴潮やエンドフィールドでは無かったので、個人的にはけっこう久しぶりでしたね。
 あと、恒常Sランクキャラは次元ピースで交換もできます。次元ピースというのは、Aレア以上を引いた時のオマケや、スゴロクめいたガチャで次元ピースマスに止まった時にもらえる物です。
 なので、限定ガチャばかり回していても恒常Sランクキャラは揃えられますが、次元ピースはガチャ石(サイコロ)とも引き換えられるうえ、実にガチャ30回引ける量の次元ピースが必要となるため、ご利用は計画的に。という感じですね。もちろん、あくまでベータテスト時点での情報なので、正式版は異なる可能性がありますが……




ドライブ・写真撮影・ハウジング等の寄り道要素が最高

 大いなるオープンワールドには、大いなる寄り道が伴うものです。
 NTEも例外ではなく、本編だけでも楽しいものの、寄り道要素もボリューム満点で最高です。
 共存テストのボリューム自体が膨大であり、35時間では到底遊びきれなかったので、カフェ経営などはほぼノータッチですが、触れた範囲での魅力をお伝えできればと思います。




 第1話の終わり際あたりから、バイクが解禁されます。
 NTEは都市型オープンワールドだけあって、移動手段は自動車やバイクが主です。
 バイクは速度が遅いものの裏路地や階段などもある程度移動でき、自動車は速度が速いものの車道以外では呼び出せません。一長一短です。まぁ、100km/hくらい?出るバイクもあったので、いずれも車種によるとは思います。自動車もスポーツカーみたいな車に乗ると、やっぱり速かったです。



 このバイクに乗ってヘテロシティの道路をひた走っているだけでも楽しいですし、主観視点でのツーリングやドライブもできるので、より没入感があります。
 なお、バイクや自動車に運転手として乗れるのは鑑定士だけなのがちょっとだけ残念でした。鳴潮のバイクはプレイアブルキャラなら誰でも乗れるので、アンコちゃんやショアキーパーで乗って主観視点でツーリングするのが好きでしたね。NTEでも早霧で車運転したすぎます。
 自動車の助手席に他のプレイアブルキャラを乗せることはできるので、わたしはよくナナリや早霧を乗せて運転していました。




 なお、バイクや自動車のみならず、電車でも移動できます。
 この海辺の駅は、NTEの発表後だいぶ初期の動画で紹介されていたところで、「自分でプレイした時にぜひ行ってみたいなぁ」と思っていたので、NTEの0話が終わってオープンワールドを自由に行動できるようになった後、真っ先に行きました。線路が水没しているのが好きです。
 ちなみに、ここは「橋間地」という旧市街の駅から、電車で1駅です。電車に乗って少し待てば到着します。その間も暗転等はなく、実際に電車に乗っている気分が味わえました。




 とあるサブイベントで訪れた町。
 NTEといえば大都会なイメージではあるものの、郊外に来ると都市っぽさもだいぶ薄れており、個人的にはこのくらいの方が居心地がよかったりもします。
 なお、NTEには真っ赤な電話ボックスを通じて瞬間移動できる、いわゆるファストトラベル機能があるんですが、ヘテロシティを散策するのが楽しかったわたしは、ほとんどファストトラベル機能を使わずに35時間プレイしていました。特に移動が面倒とは感じなかったです。(赤信号と制限時速は無いものとしていましたが)




 NTEは写真撮影機能もかなり便利で自由度が高かったです。
 普通のキャラ撮影や自撮り機能に加えて、ドローンを飛ばして遠くを撮影する機能も標準搭載でした。
 この画像では、操作キャラは中央の池のほとりにいる(見えない)のですが、そこから694m先の位置の170m上空までドローンを飛ばして空撮を行っています
 天気や時間ももちろん変えられますし、写真撮影に凝りたい人には最高の機能じゃないでしょうか。ドローンを飛ばしているだけでもけっこう楽しめました。




 ハウジング要素は本当に先っちょだけしかやってないですが、とりあえずミントを家に呼んでみました。
 色々な場所を家にできるようなので、そのうち名声レベルを上げて豪邸に住みたいところですね。ベータテストではゲーム内マネーファンスも浴びるほど配られていましたが、実際は車を買うか家を買うかみたいな感じで、やりくりに悩むところなのでしょう。
 ところでミントの私服、なんだか彼シャツみたいですね。一方で鑑定士の服は、ゲーム内マネーで買える学生服です。他の衣装と比べて2.5倍くらいの値段で売られていて、学生服ってやっぱり特別な衣装なんだなと思いましたね。




おわりに

 まとめます。

・NTEの共存テストの体験が最高だったので、紹介したいと思って記事を書いてみた。

・現代日本風のヘテロシティを舞台にしたオープンワールドが楽しい。GTAっぽくて自由度があるし、バイクや自動車で移動も快適。

・異象はSCP財団を、異能は異能バトルものを思わせて、設定として刺激的ながら馴染みやすい。若干のホラーテイストがあり、ホラー要素が好きならより楽しめるかも。あまり怖くなりすぎないよう調整されている感じがするので、ホラーが多少苦手でも楽しめそう。

・NTEのキャラクターは生き生きしていて魅力的だし、主人公以外のキャラ同士の関係性についてもちゃんと描写されている。

・戦闘システムは鳴潮と似ている部分があり、爽快感があって楽しい。異能連環を活用したコンビスキルについては、協奏スキルのようでありつつも原神の元素反応っぽさもある。

・ガチャはスゴロクみたいで見た目が楽しい。すり抜けがないので、キャラの確保だけならそんなに難しくなさそう。逆に恒常Sキャラのコンプリートは少し骨かも。

・ドライブやツーリング、写真撮影、ハウジング等の寄り道要素も大いに充実していて、ストーリー本編や戦闘以外でも楽しめる要素がたくさんありそう。


 ……という感じでしょうか。



 なお、これは非常に個人的なことなのですが……
 わたしは基本的にこの手の「毎日遊ぶゲーム」については、「ジャンルごとに1つまで」と決めています。
 以前は「原神と鳴潮とゼンゼロと並行してプレイ」みたいなこともしてたんですが、余暇時間を消費しすぎたり飽きやすかったり混乱したりで、ある時期から辞めました。
 この手のゲームって型がありますから、似通っている部分もありますしね。原神の聖遺物厳選・鳴潮の音骸厳選・ゼンゼロのディスク厳選とか。



 このたび、わたしの好みに刺さりすぎたNTEが2026年5月以降の「アクションRPG」の枠に内定してしまったため、他のアクションRPGは2026年5月から休止する可能性が高く、ゆえに2026年3月現在、わたしの中の「アクションRPG」枠が半ば空位となっており、宙ぶらりんな感じです。
 まぁ、NTEが実はとんでもないハズレゲームだった場合、アクションRPG枠として別のゲームに帰る可能性はあるんですが……共存テストを遊んだ印象では、ハズレではないだろうという確信を持ちました。



 わたしは必ず、2026年4月29日にNTEを始めます。
 そして、もし本記事を読んで「NTE面白そう」と思ってもらえたなら、ぜひあなたも始めてみてほしいです。
 共存テストは最高でした。きっと正式版も最高です。
 一緒に「異常に面白い日常」に染まりませんか?



 ヘテロシティの街角でお会いしましょう。
 それでは、また。







※本記事の画像は、Neverness to Evernessからの引用(共存テストのスクリーンショット)です。