原神：どのキャラを引くべきか、の大原則

　原神のような、キャラクターの入手にガチャが必要となるゲームで重要なこと。

　それは、「どのキャラを引くべきか？」です。

　この疑問について、この記事では個別のキャラ評価以前に「そもそも”引くべきキャラ”って何？」という大原則を書いてみたいと思います。

　当たり前ですが、キャラゲーなので特に好きなキャラは性能度外視で引きましょう。

　原神はそこまでシビアなバランスではなく、どんなに環境に合っていないキャラでも、それを使ってストーリーをクリアできないということはありえません。ちゃんとパーティを組めば、どんなキャラにもそれなりの役割を与えられます。

　なので、特に好きなキャラ、推しキャラがいるのなら絶対に引いておきましょう。まぁ、これはあえて語るべくもない大原則というか、大前提ですけれどもね。

　原神はサポーターが優秀なゲーム、とよく言われます。

　優秀なサポーターは色んなパーティに入れるんですが、アタッカーというのは入れるパーティが限られることが多いです。というよりも、アタッカーというのは基本的にそのキャラが軸になってパーティを構成するため、多少パーティを入れ替えてもプレイフィールがあまり変わりません。だって、そのキャラの出場時間が一番長いことがほとんどですからね。

　ちなみにサポーターというのも色々定義がありますが、この場合は「アタッカー以外」と考えてもらって差し支えありません。優秀なサポーターは引く価値が高いというのは、つまり優秀なアタッカーは引く価値があまり高くないということです。

　まぁ、アタッカーってそんなに数いらないですしね。「炎元素アタッカーのパーティ」も色々ありますが、基本的に胡桃1人だけとか、宵宮1人だけとかでも淵月螺旋（戦闘系エンドコンテンツ）ですらそうそう困りません。各元素のアタッカーを1人ずつ持っていれば、それ以上は半ば趣味ともいえます。

　優秀なサポーターは色んなパーティのパーツになりますし、優秀な一方でアタッカーほど操作時間が長くないので、よく見る顔ぶれの優秀サポーター3人に新規アタッカー1人を入れるだけでも、プレイフィール（遊んでいる感覚）としてはけっこう変わったりします。

　また、「推しキャラを活躍させる」という観点からも、優秀なサポーターというのは大事です。しっかりサポーターで支援することで多少環境から外れているキャラでも活躍しやすい、というところがあります。いくら限定星5草元素アタッカーのアルハイゼンが優秀でも、雑に作ったパーティのアルハイゼンより、優秀なサポーターで固めたティナリ（恒常星5草元素アタッカー）の方が強いのです。

　ちなみにバージョン4.1現在でよく優秀なサポーターと言われているのは楓原万葉、夜蘭、ナヒーダ、ベネット、行秋とかそのあたりでしょうか。まだまだいると思いますが、とりあえずこの辺は引いて損をするキャラではないと思いますから、推しキャラの次あたりに狙いたいところですね。

　SNSとか見ているとよくこういう言葉が出てきますが、原神は他人と競うゲームではありません。

　基本的にほとんどソロRPGですし、マルチでちょっと交流する程度です。

　なので、「水元素アタッカーは今までタルタリヤが強かったけど、新キャラのヌヴィレットが強すぎてタルタリヤは型落ちだ！」とか言われることもありますが、じゃあヌヴィレットでクリアできてタルタリヤではクリアできない戦闘があるか？というと、まぁないでしょうね。

　「最強パーティで螺旋のタイムアタックをして最速を目指す！」という遊び方をしている方は、そりゃあ最強キャラを揃えておく必要がありますが、そもそも淵月螺旋ですらそんなシビアな難易度ではないので、各元素の最強キャラから何世代型落ちのキャラであっても、ゲーム内最高難度の戦闘要素である螺旋をクリアできないということはほぼありません。

　大事なのは自己満足、それだけです。まぁ、ゲームは全部そうかもしれませんけどね。キャラが強くなきゃ嫌なら常に最強キャラを引くべきですし、好きなキャラを使って楽しみたいなら好きなキャラおよびそれと相性のいいキャラを引くべきでしょう。あるいは、使っていて楽しいキャラがいいというのもありですね。

　ちなみにわたしは自己満足の一環として「キャラ、武器のレベルは突破なしの80が上限」ということにしています。セルフ縛りプレイ、勝手にハードモードみたいなものです。あまりすぐ敵が溶けても面白くない感じがして。秘境や螺旋のタイムは遅くなりますが、いいんです。わたしはその方が楽しいので。レベルを上げずに聖遺物厳選するのっていかにも非効率ですが、他人がなんと思おうと自分が満足することが全て、それでいいんです。

　時折、アタッカーはいなくていいということが語られます。

　これは半分正解で、半分間違いです。1つ言えるのは、初心者の旅人さんは誰かしらアタッカーを引いておいた方がだいぶ楽になる、ということです。

　原神はサブアタッカーやヒーラーでも、聖遺物や武器やパーティ次第である程度メインアタッカーをさせられます。ただ、それは十分お膳立てをした場合であって、聖遺物や武器やサポートキャラの整っていない初心者のうちは、キャラの素の性能が反映されやすいです。元々攻撃に秀でたメインアタッカー気質のキャラでないと、戦闘がしんどくなりがちです。

　各元素には、明らかにメインアタッカーとして使われるであろうことを想定されたキャラがいます。炎元素ならディルックや胡桃やリネ、水元素ならタルタリヤや神里綾人やヌヴィレット……というふうに。そういったキャラから1人でいいので引いておくと、パーティに軸が生まれ戦いやすくなります。

　なお、メインアタッカー気質のキャラというのはパーティの華だからか星5が多いんですが、星4でも煙緋や鹿野院平蔵がいます。また、すり抜けで引ける恒常星5だと、ディルック、ティナリ、刻晴あたりはメインアタッカーをするだけのポテンシャルがあります。

　あと、サポーターの項目でも書きましたが、アタッカーが変わるとプレイフィールもがらっと変わるので、「今のパーティちょっと飽きてきたかも」という人は、新しくアタッカーを引くと新鮮な気持ちで遊べることが多いです。そういう引き方もありですね。

　……という感じです。

　まとめると、

　となります。

　最初からすべてのキャラを引こうと思うと、けっこうなお金が必要です。欲しいキャラ、自分が引くべきキャラをしっかり見極めて、自分に合ったガチャで楽しい原神ライフを送りましょう。